スマートハウス、HEMS通信規格、SEP2.0

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SEP2.0って何?

HEMSの通信プロトコルは、日本、欧州、北米がそれぞれ独自の規格を策定しています。日本ではECHONET-Lite、欧州ではKNX、そして北米がSEP2.0です。

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(神奈川工科大学 創造工学部ホームエレクトロニクス学科http://www.he.kanagawa-it.ac.jp/~isshiki/wordpress/wp-content/uploads/2012/06/jeitace120406.pdf より)

SEPとはSmart Energy Profile 2.0の頭文字をとったものですが、「2.0」ということからも分かるように、SEP1.Xもありました。

SEP1.X

SEP1.0は、2008年にIEEE802.15.4で作動するZigBee機器用のプロトコルとして策定され、「ZigBee Smart Energy Profile1.0」と言われています。しかしスマートハウスでの実用化を考えたとき、ZigBee機器だけでシステムを構築するシングルベンダーは現実的ではありません。様々な企業の製品からそれぞれ優れたものを選んで組み合わせ、システムを構築するマルチベンダー環境である必要があります。そこで、オープンなIPプロトコル上で動作ができるものとしてSEP2.0の策定が進められています。

機能としては下記のようなものがあります。

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 (ZigBee SIG ジャパン2013より)

 SEP2.0

SEP2.0は、SEP1.XがZigBee機器向けプロトコルであったのに対して、マルチベンダー環境に配慮して策定されている仕様です。策定は、ZigBee Alliance が HomePlug PowerlineAlliance(※1)などと協力して行いました。電力会社が主体となって電力需要抑制を行えるように考慮されているため、機器に対する電力需要抑制の要求や、機器側の電力需要抑制要求の受け入れ可否などを通信できる仕様で、機器側が自立的に電力需要抑制に対応することを想定した通信規格であることが特徴です。

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(ZigBee SIG ジャパン2013より)

SEP2.0は、オープンなIPプロトコル上で動作するための規格ですので、ZigBeeWifi、PLCなどの複数のネットワーク技術を利用して各機器が接続し、多くのアプリケーションが利用できるようになっています。

SEP1.xとSEP2.0のプロトコルスタックには次のような違いがあります。

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(ZigBee SIG ジャパン2012 http://www.zbsigj.org/wp/wp-content/uploads/2012/06/wj2012_sigj_b.pdfより

※1アメリカの電力線搬送通信の業界団体で、電力線搬送通信の仕様を定義し電力線通信(PLC)の標準化を推進しています。日本ではNECエレクトロニクスが2009年に加盟しています。PLCは、対応機器を標準的な電気のコンセントに接続すれば通信が可能になる技術です。

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