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JEM-Aとは、正式にはJEM-A 1427といい、日本電機工業会の定めた家庭用機器の通信規格です
JEM-A(JEMA、じぇま)とは、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)の定めた、通信規格です。JEMAのサイトには「この規格は,ホームオートメーションシステムに,制御及びモニタされる作動の状態が2値で表現できる端末機器を接続する際,制御信号及びモニタ信号の伝送に用いるHA端子について規定している。」と紹介されています。物理的なコネクタのことはHA端子と呼びます。JEM-A 1427を指してHA端子と呼ぶこともあります。1700円程度でJEMAのサイトからダウンロードすることができます。
オンオフ制御とその状態のモニタのみを行うことができる通信規格
4線の信号線で、その接続は下図のようになっています。
制御信号にパルスを送るたびに端末機器はオンとオフを繰り返す。端末機器がオンとオフのどちらの状態にあるかはモニタ信号を見て判断する。(https://mtrx.jp/info/jema.html より)
例えばエアコンであれば、この右上の黄色いケーブルのところがHA端子になっています。(GreeN Works Japanのサイトより)
GreeN Works Japan社のサイトでは次のようなハックの事例が紹介されています。床暖房を操作したりエアコンを操作したりすることができています。 http://youtu.be/iINVI73m_p4 http://youtu.be/uRIIhs8RT6o
空飛ぶエンジニアの実験室さんのサイトでも床暖房や玄関の鍵を制御するハックを楽しんでおられます。
(http://flying-engineer.blogspot.jp/2012/08/ha_8.html より)
どの程度の機器がHA端子を持っている?
一般に販売されている廉価版以外のエアコンの大半が、HA機能付になっているようです。(東京ガスのサイトより)
普及の程度はわかりませんが、電気錠、床暖房、照明、給湯器などマンションに据え付けの機器にHA端子が搭載されているようです。