Wi-Fi6

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Wi-Fi6

Wi-Fi Allianceから2018年10月に「世代別Wi-Fi®ユーザーガイド(Generational Wi-Fi® User Guide:October 2018)」が出されました。7ページ余りの短いものです。

Wi-Fiの規格は、802.11ac(2014年)、802.11n(2009年)、802.11g(2003年)、802.11a(1999年)、802.11b(1999年)と表しています。その意味は、802.11b なら、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.:アメリカ電気電子学会)の「802委員会」の中にある「ワーキンググループ11」の「タスクグループB」が策定した規格ということになります。しかし、Wi-Fiの規格が増えてくるとユーザにとってはどれがどれだかよく分からなくなってきます。そこでもう少しわかりやすい命名にしようというのが今回の発表のようです。

前書きには「コンシューマーフレンドリーな命名規則を導入するマーケティングプログラムです」とあるように、業界が新しい用語を採用することで、ユーザーの理解しやすくするためのものであって、Wi-Fiの規格そのものとしては、これまでのIEEEの技術的な名称を継続して使用することになります。

本書では、命名の他に、ユーザーインターフェイスのビジュアル、認証プログラム名、ロゴ、それらの使用法や要件などについて記されています。

Wi-Fi4以下はない?

ユーザーガイドに示されている表には802.11ax、802.11ac、802.11nの3つについて、それぞれの技術をサポートするデバイス及びサービスをWi-Fi6、Wi-Fi5、Wi-Fi4と表示されています。802.11acは現行の規格で、802.11axはまだ標準化が終了しておらず、現在はドラフト版の段階です。2019年後半に標準化が終了する予定となっているようです。

新しい世代から6,5,4とあるならWi-Fi3や2があってもよさそうですが、ユーザーガイドには4以下は書かれていません。おそらく、802.11gは2003年、802.11aは1999年と古く、今使用されているコンシューマ向けデバイスの大部分が802.11n以上だからなのかもしれません。仮に802.11nから順に古いものに遡っていけば、802.11gがWi-Fi3、802.11aがWi-Fi2、802.11bがWi-Fi1ということになるのでしょうか?

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(Generational Wi-Fi® User Guide  https://www.wi-fi.org/download.php?file=/sites/default/files/private/Generational_Wi-Fi_User_Guide_20181003.pdf より)

「Wi-Fi Alliance® introduces Wi-Fi 6」というプレスリリースには、この世代を表す用語がWi-Fiエコシステムによって広く採用されることが期待するとしたうえで、Wi-Fi Allianceの社長兼CEOのエドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)氏の

「Wi-Fiユーザーは20年近く、技術的な命名規則を順守して最新のWi-Fiをサポートしているかどうかを判断する必要がありました。 Wi-Fi Allianceは、Wi-Fi 6を導入し、業界やWi-Fiユーザーが機器や接続でサポートされているWi-Fi世代を容易に理解するための新しい命名方式を発表することに興奮しています。」(https://www.wi-fi.org/news-events/newsroom/wi-fi-alliance-introduces-wi-fi-6 より)

という言葉が掲載されています。

UIビジュアル

Wi-Fi Allianceは、OSまたはデバイスベンダのデバイスUIで使用するためのUIビジュアルを示しています。スマートフォンでWi-Fiに接続しているとき、4、5、6の数字によってWi-Fiの規格が分かるようになります。

また、現在市販されているWi-Fiインジケータに基づいてメーカーでカスタマイズされたUIビジュアルを実装する方法のサンプルも示されています。

wifi6_001_R(Generational Wi-Fi® User Guide  https://www.wi-fi.org/download.php?file=/sites/default/files/private/Generational_Wi-Fi_User_Guide_20181003.pdf より)

また、Wi-Fi 6からはWi-Fi Allianceによる認証もWi-Fi世代名を使用します。従って、802.11ax、は「Wi-Fi CERTIFIED 6」となり、Wi-Fi CERTIFIED 6認証を取得したデバイスのメンバー製品、パッケージングおよびマーケティング資料には、Wi-Fi CERTIFIED 6ロゴを使用できます。

 

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