Wi-Fi Calling

WiFi-calling-logo_R

Wi-Fi Calling

Wi-Fi Callingは、読んで字のごとくWi-Fiのみで電話番号を使って通話したり、SMSを送受信したりするサービスのことを指します。LINE電話と違って電話をかけるだけでなく、SIMに登録された電話番号で着信もできます。日本では、携帯電話のエリア圏外になると通話はできません。もしwi-fiがつながればE-mailはできますが、でも通話はできません。しかし、Wi-Fi Callingは圏外であっても、wi-fiがつながれば通話もできるというサービスなのです。

このサービスは、日本では今のところどこのキャリアも提供していません。最初にこのサービスを始めたのは2007年のT-mobile USAです。その後Sprintが提供し、AT&Tが2015年中に提供するとの情報もあります。米国以外では、カナダのRogers、イギリスのEE、Orange UKなどが提供しているそうです。

T-MobileやSprintが先んじてWi-Fi Callingを始めたのは、VerizonやAT&Tに比べ通話エリアが狭く、郊外の電波も頼りないという弱小キャリアであったため、二大勢力に対抗する技術としての意味合いがあったようです。また、アメリカを中心に普及している理由としては、海外での携帯電話の基地局が日本ほど整備されていない代わりに、Wi-Fiのアクセスポイントが日本よりも充実していることによると言われています。

calling_005_R

(http://www.wp7connect.com/2011/02/18/t-mobile-looking-to-enable-wi-fi-calling-on-wp7/ より)

Wi-Fi Callingの仕組み

Wi-Fi Callingでは、Wi-Fiの繋がっているインターネットを経由して事業者のセキュリティゲートウェイに接続します。この時、SIMカードの情報を使って認証(SIM認証:SIM番号、電話番号)し、アクセス許可を得ます。Unlicensed Mobile Access(UMA)(※1)という技術に対応したゲートウェイの設置が必要になる都合上、通信キャリアのサービスとして提供されます。

W-iFi Callingは、UMA認証された後、通常の電話回線網に繋がり、固定電話、他社携帯電話、Wi-Fi Calling機能のあるなしといったことに関わりなく繋がります。

また、相手のスマホのWi-Fi Callingをオンにしておけば、自動的にUMAセキュリティ・ゲートウェイ・サーバーの認証を済ませてしまいますので、着信があった場合Wi-Fi Callingで着信してくれます。

 calling_002

(アメリカより携帯・モバイル&コロラド・デンバー ブログ By A Yoshidahttp://blogfromamerica.com/?p=22589 より)

(※1)Unlicensed Mobile Access(UMA)

携帯端末でWi-Fi環境やBluetoothなどのアンライセンスの無線通信にアクセスすることを実現する技術を指します。UMAの機能を持った携帯端末では、無線LANの環境に入ると自動的に無線LAN通信に切り替わりますが、このとき、音声通話及びデータ通信を中断することなく自動切り替えをします。UMA仕様は業界団体UMA Technologyが開発して公開しています。

Wi-Fi Callingの特徴

wi-fiが利用できれば圏外でも通話ができるとか、通信料が低く抑えられるとかメリットがいくつもあるようです。

〇 IP電話のサービスとは異なり、一般の電話番号で普段使っているスマホを使って発信も着信も可能

〇 海外であっても、Wi-Fiが利用可能であれば番号がそのままで、国内と同じように電話ができる

〇 国際ローミング料金を払わず国内料金プランで通話やSMSが使える

 

こんなメリットがあるようです。ただ、残念なことに今のところこのサービスの日本での提供の見通しがありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です