スマートグラスはBtoBへ

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スマートグラスは個人向けからBtoBへ

スマートグラスとは、メガネのように頭部に装着して使用するウェアラブルデバイスです。 グーグルが1月にベータテスター向けグーグルグラスの販売を中止してしまったことで、逆にスマートグラスが注目されるようになったようにも思います。 グーグルの発売中止は、個人向け製品開発をとりあえず見直し、BtoB向けの製品開発に軸足を移していくということのようです。

グーグルグラスの販売中止の理由

様々な理由があったと考えられますが、大きなものは「安全性」と「プライバシーの保護」のようです。 安全性に関しては、ディスプレイに表示される情報に没入してしまうことで、運転や歩行時の事故につながる危険が増すということです。今でも、歩きスマホや運転中のスマホでの事故が多くあることを考えると、いくら注意を喚起しても完全に安全を確保することは難しいでしょう。 プライバシーに関しては、グーグルグラスでは、ウィンクの動作や音声でのコマンドにより、デバイスに触ることなく写真や動画を撮影することができます。そのため、周りからは撮影されても全く気付かないのです。盗撮されたり、書店で本を撮影されたりという事件が起きかねないわけです。 こうしたことから、個人向け製品開発は中止したようです。ですが業務利用という観点では、実証実験から成果が得られており、グーグルグラスの企業向けソリューション開発を手がけるパートナー企業を中心にグーグルグラスを活用した実証実験やBtoB向け開発が積極的に行われています。

SCOUTER(スカウター)

scouter_Rミズノが開発するアイウェアに、ソニー製のウェアラブル端末向けモジュールを搭載しています。小型高精細なカラー有機ELディスプレイと、超小型光学ユニット、スマートフォン相当の演算処理能力を持つ制御基板も備えています。モジュールに表示する情報の送信は、スマートフォン向けのアプリが行ないます。 ディスプレイモジュールは脱着可能で、単体でサングラスとして使用することもできます。重さは約70gです。2015年度内の発売を目指しています。 ランニングをする際に装着すると、GPSを用いたランニングコースマップや走行距離、走行時間、消費カロリーなどの計測や、ゴーストランナーを表示したペース配分や、GPSマップと連動したゲーム、SNSによるコミュニケーションツールとしても活用できます。マラソン大会でタイムや順位、SNSのメッセージも表示するといった使い方も想定されています。

SmartEyeglass

smarteyeglass_001ソニーはイギリスヴァージン・アトランティック航空と、「スマートアイグラス」と「スマートウオッチ」と使って航空機の機体整備を行う実験を開始します。日本航空ではグーグルのウェアラブルを使って機体整備を行う実証実験をすでに行っています。機体整備には膨大な作業マニュアルが必要で、それらをスマートアイグラス」と「スマートウオッチ」を使って映像や画像でリアルタイムに作業者に伝え、円滑な作業を支援し、生産性を向上させようというものです。

AiRScouter

airscouter_001ブラザー工業のエアスカウターはヘッドマウントディスプレー型で、メガネを装着する必要がなく、光源からの映像を目に投射することで、目の前に映像が浮かんで見えます。1m先に13型相当の画像が表示され、解像度は1,280×720ドットです。メガネを装着する離れた場所からの教育やトレーニング、医療機器のサブモニター、セキュリティ・メンテナンス業務などでの使用が想定されています。画面を見ながら作業ができ、情報を確認する際に大きく視線を動かす必要がないため、作業効率の向上やミス防止に貢献するといいます。パナソニックの群馬工場に試験提供されているようです。(ブラザー工業ニュースリリースhttp://www.brother.co.jp/news/2015/150107_airscouter/ より)

Toshiba Glass

toshibaglass_001Toshiba Glassはヘッドアップディスプレイ(HUD)として装着者のグラス上に追加情報をカラーで表示するタイプのデバイスです。フレーム横のデバイスからグラス上に映像を投影する仕組みになっています。特長としては、 ・投影機構が視界を邪魔しない ・小型軽量だから長時間着用してもストレスが少ない ・着脱可能、折りたたみ可能だから持ち運びも簡単 ・「メガネ」としての外観や装着感を追求 東芝ではこうした特徴を生かし、次のようなシチュエーションでの利用を考えているようです。 ・トンネル、プラント、通信基地局などの新設工事/保守点検 ・医療、病院、介護 ・倉庫、配達、店舗サービス ・警察、警備、消防、防衛 ・美術館、博物館、劇場、スタジアム ・日常生活、ヘルスケア、スポーツ(ゴルフ/スキー/登山など)

JINS MEME

jinsmeme_001JINS MEMEは日本のメガネメーカージェイアイエヌ(JIN)CES2015で発表したスマートメガネです。フレームの3カ所にある電極で目の動きや頭の動きを検知し、データをBluetooth で着用者のスマートフォンに送信自動的して分析するというものです。これによって、例えば運転中であれば、目の疲れや居眠り運転の危険性の有無を検知することができます。 JINS MEME は、フレームに内蔵された加速度センサーとジャイロセンサーにより、体の動きも分析でき、歩数計算や体軸のチェック、上下動や横移動の測定、姿勢角の捕捉などの追跡機能があります。まだ発売されていませんが、開発者向け「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」を発表しています。

(執筆中)

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