ペットロボット

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ペットロボット

ペットと人とは有史以来の古い関係があり、人がペットを通して受ける恩恵についてもストレスの低下などの癒しの効果だけでなく、高血圧や糖尿病にも効果があるといった報告もあります。一方で、ペットの寿命は短く、亡くなった時の「ペットロス」、いわゆる喪失感が逆に人の心の病の原因になるという問題もあります。また、毎日の世話などが負担になることもあります。そうした中で、ペットロボットが本物のペットに代わって高齢者施設などで人との交流に使われつつあるようです。
高齢者施設での交流型ロボットの効果を調べた研究では、交流ロボットと触れ合ったグループは孤独感のスコアが低下し、入居者同士の会話も増えたとのことです。また、別の研究では、長期高齢者介護施設の入居者は本物の犬にもロボットの犬にも高いレベルの愛着を示したとのことです。
ロボットと人間が共感し、人間の精神やからだに良い影響をもたらすという研究の成果もあってか、世界中で手ごろな価格のペットロボットの販売が拡大しているようです。以下にいくつか紹介したいと思います。

Joy for All

アメリカの玩具メーカー・ハズブロ(Hasbro)社の子犬型とネコ型のロボットです。特にお年寄りと交流し、人を癒すことを目的としています。
ネコ型ロボットは、本物のように鳴き、のどを鳴らし、毛並み本物のようになっています。撫でたり抱きしめたりすると本物の猫のように反応してくれるそうです。

petrobot_001_r(http://joyforall.hasbro.com/en-us より)

うまれて! ウーモ

2016年10月7日に発売になったタカラトミーの自分の手でタマゴから孵化させる新感覚のペット玩具です。販売時の形態はタマゴです。購入したら最初にタマゴを孵化させます。生まれたウーモは3段階に成長します。「ベビー」ウーモでは、ご飯を食べさせたり、頭やお腹を撫でるなどのお世話遊びが中心です。「キッズ」ウーモに成長すると、更におしゃべりやダンスができるようになります。「ジュニア」ウーモに育つと、更にゲームで遊ぶことができるようになります。
他にも、ウーモのできることは、目の色で気持ちを伝えたり、傾けると反応したり、おしゃべりをまねたり周りの音を聞いて歩いたりします。また、なでると喜んだり、おなかをなでると笑ったりします。

robot_tax_007_r(http://www.takaratomy.co.jp/products/woomo/ より)

Meet CHiP

WowWee Group Limited.が開発した犬型ロボットです。9月下旬から発売されているようで価格は29,000円となっています。
音声認識により人の声に反応して「お座り」や「伏せ」などができ、スマートバンド(付属品)をしている人を飼い主として認識します。飼い主が部屋に入ってくると近寄ってきます。かまってほしいときはスマートバンドへ通知します。スマホからリモートコントロールができ、前後左右どんな方向にも動かすことができます。専用のボールを転がせば追いかけて取って戻ってくるということもできます。その他にも多彩な機能があります。

petrobot_002_r(http://wowwee.com/chip より)

Omnibot Hello! Woonyan

タカラトミーのネコ型ロボットです。2016年4月に発売になっています。スイッチを入れると目のLEDが光り、「ニャ~ン」と鳴き声を上げながら伸びをして尻尾を振ります。顔を撫でるとゴロゴロと喉を鳴らして喜びます。目に内蔵された赤外線センサーや、顔に内蔵されたタッチセンサーによって、人の手や付属品のオモチャ「じゃれボール」の動きを追いかけることなどができます。値段は、税抜18,000円となっています。

robot_tax_003_r(http://www.takaratomy.co.jp/products/omnibot/hellowoonyan/ より)

Domgy

北京のスタートアップ企業「ROOBO」が2016年6月に発表したペットロボットで、AI技術と顔認識システムで感情を表現したり、ユーザーを認識したりすることができます。顔部分にあるタッチスクリーンで感情を表現します。タッチスクリーンやスマートフォンを通じて、アプリを操作することが可能とのことです。バッテリーが減ると充電器に自ら移動し充電し、一度の充電で約4〜6時間動きます。5Kのカメラを搭載し、新しい人を見つけるとアラートを流すそうです。2016年末からクラウドファンティングで予約を進めるとのことです。

robot_tax_009_r(http://www.roobo.com/en/ より)

PLEO

PLEOはInnvo Labsが開発した育成型恐竜ロボットで、2008年に発売されています。ちょっと古いのですが、それだけにペットロボットとして世界で最も売れているとも言われています。2013年に後継機のPLEO rbが発売されています。値段は約5万円でLife OS(ライフOS)という人工知能を搭載しており、触れ合いを通じて性格が変わっていきます。新生児から、幼児、若年、成年といった成長の機能があるそうです。30個を超えるセンサー、10個以上のサーボモータが搭載されており、なでられると喜んで甘えた声を出したり、足裏に搭載されたセンサーにより、台から落ちそうになるとバックしたりします。
PLEO rbでは、性格や感情表現が複雑化されて、餌を与える必要があるほか、体が熱くなったり、冷えたり、病気になったりします。時計を内蔵し、時間になると眠り、朝になると起きるという機能も使いされています。また、色の識別ができるそうです。

robot_tax_004_r(http://www.innvolabs.com/pleo_rb/eng/pleointro.php?vid=19 より)

夢ねこセレブ

セガトイズから2014年に発売されたネコ型ペットロボットです。低価格なので、声認識はできませんし、センサーの数も多くありません。しかし、頭をなでると嬉しがったり、ほっぺや背中をなでると気持ちよさそうにゴロゴロと泣いたり、なで続けると寝てしまったりします。

robot_tax_005_r(http://jspod.jp/yume/products/ より)

ハロー!ズーマー

タカラトミー社の犬型ロボットで、日本おもちゃ大賞2014で共遊玩具部門大賞(※1)、トイ・オブ・ザ・イヤー2014で最優秀イノベーション部門を受賞しています。
音声を認識して、様々な動作をしてくれます。「おすわり」「おしっこ」「ふせ」などの他にも走り回ったり尻尾を振ったり、仰向けに転がって甘えてきたりと可愛いしぐさができます。
(※1)共遊玩具とは、目や耳の不自由な方でも使えるよう設計された、ユニバーサルデザインのおもちゃのことです。アプリ「こえとら」と連動して音声認識をさせる事ができたり視覚障害の方向けに音声で読み上げる取扱説明書があったり配慮されています。

robot_tax_006_r(http://www.takaratomy.co.jp/products/omnibot/hellozoomer/ より)

 Genibo SD

ジェニボSDはヴイストン社の犬型ロボットです。100種類の音声認識、顔認識と約700の行動パターン、本物の犬のように地面を引っかいたり、逆立ちをしたりなどの1200種類の動作で感情を表現します。カメラを搭載しており人間の顔を認識し、飼い主とどんどん親しくなると主人を探し、主人についてくるようになります。100種類の音声を認識してそれに合わせて行動もしてくれます。高性能なだけに値段も20万円以上するようです。音声対応は英語のみです。説明書も英語です。

robot_tax_010(https://www.vstone.co.jp/products/dongbu_robot/genibo_sd.html より)

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