Bluetooth5

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Bluetooth5

bluetooth5_001_RBluetoothの新しいバージョンの仕様が2016年6月16日にロンドンで発表されるというニュースがありました。2014年12月にバージョン4.2が発表されて以来ですから、1年半ぶりのアップデートとなります。
ところで、Bluetooth SIG(※1)のエグゼクティブディレクターであるマーク・パウエル氏のメールには次期バージョンの名称に関して次のように書いています。

Two of the most frequent questions I receive are, “What will the next version be called?” and “What will it make possible?”
I’m pleased to tell you that on 16 June we will formally announce that the next version of Bluetooth will be marketed as “Bluetooth 5.”

(http://link.bluetooth.com/m/1/58195719/b15916-c6bbe1ec-a292-43bc-b0ed-289bc62041f7/25/924/b9503bd4-66ea-4261-9e38-48620b7b3c14 より)

Bluetoothの次のバージョンの名称や機能などについて頻繁に質問されるとたうえで、次期バージョンは“bluetooth5.”として発表することを記しています。4.3でなく5.ⅹということですから、マイナーでなくメジャーなアップのようです。4.ⅹからの大幅なアップデートとすれば2009年12月以来の6年半ぶりということになります。

Bluetoothは1994年にエリクソン社のプロジェクトとして始まり、その後インテル、IBM、ノキア、東芝などが加わって1998年にBluetooth SIGを設立し、翌1999年にバージョン1.0を発表しています。その後、バージョン2.0を2004年にリリースし、バージョン3.0を2009年4月、仕様書バージョン4.0を2009年12月にリリースしています。そして4.1は2013年12月、4.2は2014年12月に発表しています。そして、今回の5.ⅹの発表となっています。

Bluetooth5の機能

2015年11月にBluetoothSIGは、2016年技術ロードマップの概要を発表しています。発表では、Internet of Things向けの機能拡張を目的として、通信範囲の拡大、通信速度の向上、メッシュネットワークなどがありました。具体的には、Bluetooth Smartの通信範囲を最大4倍に拡大することで、住宅全体や屋外といったあらゆるユースケースで、より遠距離かつ信頼性の高い接続性が実現できること。電力消費を増やさずに通信速度が100%向上させることで、医療機器などの重要なアプリケーションのデータ転送が高速化し、応答速度が向上して、レイテンシが短縮されること。メッシュネットワークによりデバイス同士の相互接続が実現され、ビルや住宅全体を網羅するネットワークが構築されることなどをあげていました。

前述のマーク・パウエル氏のメールにはBluetooth 5の技術的な特徴について、下記のようにわずかながら記述されています。

it will double the range and quadruple the speed of low energy Bluetooth transmissions.
Bluetooth 5 will also provide significant new functionality for connectionless services like location-relevant information and navigation.
By adding significantly more capacity to advertising transmissions, Bluetooth 5 will further propel the adoption and deployment of beacons and location-based services to users around the world.
(http://link.bluetooth.com/m/1/58195719/b15916-c6bbe1ec-a292-43bc-b0ed-289bc62041f7/25/924/b9503bd4-66ea-4261-9e38-48620b7b3c14 より)

・電波の到達範囲を 2 倍に拡大し、低電力動作時の転送速度を 4 倍に向上します。
・位置関連情報やナビゲーションなどのコネクションレス型サービスのための重要な新機能を提供します。
・アドバタイズ転送時の容量を大幅に増やすなどして、さらに世界中のユーザーにビーコンとロケーションベースのサービスの採用と展開を推進します。

とあります。
2015年11月に発表のあった技術ロードマップに沿った内容のようです。6月16日に発表される詳細が待たれるところです。

(※1)Bluetooth SIGはBluetooth Special Interest Group の略で、前述のように1998 年に設立された非営利事業者団体です。現在、Bluetooth SIGは電気通信、コンピュータ、家電、自動車、産業オートメーションなど 18,000 社以上の企業で構成されています。SIGの任務としては、Bluetooth 規格の開発、認証プログラムの管理運営、Bluetooth 商標の保護、Bluetooth 無線技術の普及促進などです。

 

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