EvaCvaは12月末まで?

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もうすぐ終了? EvaCva(エヴァシーヴァ)

2014年12月に公開された富士通の地域特性を見える化するツール「EvaCva」は、予定では2015年12月末までの公開となっています。富士通のPRESS RELEASEでは、「・・・ご利用いただいたお客さまのご意見を参考に機能を充実させることで、地域活性化に貢献するソリューションの提案につなげていきます。」とありますので、より機能の向上したものとなって再び公開されるのではと期待しています。とは言え、詳しい情報がまだありませんので、利用できる日もあとわずかとなってきたことですし、まだ使ったことのない方は、自分のふるさとの特性を調べてみてはどうでしょう。

EvaCvaとは

EvaCvaは、オープンデータを活用して、環境や社会、経済など様々な観点から地域の特性(強みと弱み)を明らかにし、課題解決に向けた施策立案やビジネス展開を支援することを目的とした見える化ツールです。 ”Eva”は、Evalutate(診断する)を意味しており、また、 アダムとイブのイブに由来する「命」または「生きるもの」の意味合いも含まれているそうです。“ Cva”は、City Value(地域の価値)を意味し、これらを合わせて、「地域の価値を発見・創生する」の意味が込められたものとなっています。

使用されるデータは、日本の省庁などから公開されている1200項目以上の統計データで、環境、社会、経済の視点で47項目の指標を作成し、全国の地域の特徴を市区町村単位で偏差値レーダーチャートとランキングを表示します。表示する自治体は、日本全国1,742自治体の中から、複数選択できます。

特徴としては、次のようなことが挙げられます。

(1)全国1742の市区町村を人口規模で10分類に類型化し、この分類に基づいて偏差値評価することで類似自治体内での偏差値や順位を表示。

(2)ユーザーが二つの指標(X軸・Y軸)を自由に選択してグラフ化でき、2軸の相関グラフから傾向分析できるとともに、ユーザーが指定した自治体と類似した自治体の抽出も可能。

(3) 富士通が開発したLOD技術の適用し、オープンデータや既存のデータを掛け合わせて多角的に分析することにより、価値ある情報の創出が可能。

(FUJITSU. 66, 4( 07, 2015)オープンデータの高度利用を支えるLinked Open Dataとその応用 より)

「EvaCva」の利用シーンとしては

・自治体

地域活性化に向けた計画策定や施策立案,地域に適応した土地開発

・ 小売店や多店舗展開事業者

地域特性を活かした出店計画の策定や最適な商品展開、土地開発や環境アセスメントへの活用

・ 地域住民や学術機関

自分の居住地や出身地の特徴を定量的に把握し、行政機関への意見や提案、統計データに基づいた地域分析

(FUJITSU. 66, 4( 07, 2015)オープンデータの高度利用を支えるLinked Open Dataとその応用 より)

ところでEvaCva(エヴァシーヴァ)は昨年度、公益社団法人 日本都市計画学会において、「計画設計奨励賞」を受賞しています。受賞理由の中で、「・・・都市計画担当者はもとより誰にでも使いやすいシステムであり、研究・教育ツールとしても有用である・・・無償で社会に提供されている点は特筆に値する。今後の経済・社会・環境の政策動向やニーズに対応し、ITCを活かした新たなインフラとして更なる進化が期待でき、都市計画の進歩・発展を図る上での将来性に高いものがある」と高く評価しています。

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(あなたの町の特性を見える化 地域デザインツール EvaCva pdf より)

類似のシステム

〇 行政サービス比較検索サイト(http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/)

SBIライフリビング株式会社が運営する「生活ガイド.com」の中のサイトです。比較的古くからあるサイトです。特徴としては、地域行政サービスのきめ細かな比較が可能で、公共料金、各種助成金、土地の平均価格、学校給食の有無といった約180項目の情報を比較することができます。また、ユーザーのニーズに合致した街を検索するレコメンド機能もあります。ただ、町や村といった小さな自治体の比較までは対応できていないようです。

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(http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/ より)

〇 RESAS(リーサス)

RESAS(リーサス)は以前取り上げましたが、経済産業省が2015年4月21日から提供を開始した「地域経済分析システム」です。Regional Economy (and) Society Analyzing Systemの頭文字をとってRESAS(リーサス)と呼んでいます。

ビッグデータを活用した地域経済の見える化システムで、「産業マップ」「観光マップ」「人口マップ」「自治体比較マップ」の 4 つのマップから構成されています。地方自治体が自らの産業構造や人口動態、観光の人の流れなどの現状・実態を正確に把握し、データに基づく目標・KPI(重要業績評価指標)の設定、PDCAサイクルの確立などを支援する取り組みと位置付けられています。

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(https://resas.go.jp/ より)

 

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