920Mhz帯

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920Mhz帯の特徴

920MHz帯は、2012年に総務省が国際協調、国際競争力の強化の観点から法改正を行って使用できるようになった周波数帯で、日本では915.9~929.7MHzを使用することになります。米国やアジアと同じ周波数帯を利用できることになったため、市場の活性化が期待されています。なお、この法改正では、送信出力も見直され、最大送信出力が10mWから20mWに増力されました。

920MHz帯の特徴としては次のようなことが挙げられます

・免許不要

・通信距離が長い。(よく使われている2.4GHz帯無線と比べると約3倍)

・干渉が起きにくい。(2.4GHzは無線LAN、Bluetooth、電子レンジ等に使用されているため干渉しやすい)

・電波の回り込みが大きいので、距離や到達性などの伝搬特性が優れている。

下図は、920Mhz帯の特徴をまとめたものです。

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(沖電気工業株式会社http://www.zbsigj.org/wp/wp-content/uploads/2014/02/07_%E6%B2%96%E9%9B%BB%E6%B0%97_ZigBee%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A02014.pdf より)

下図は、他の周波数帯との比較です.

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(ローム株式会社http://www.kumikomi.net/archives/2014/06/rohm_920_mhz.php より)

920MHz帯の割当

920MHz帯にはパッシブ・タグ・システム(※1)、アクティブ系小電力無線システムが割り当てられています。Wi-SUN/ スマートメータなどに使用されるのはアクティブ系小電力無線システムです。

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(http://www.soumu.go.jp/main_content/000302185.pdf より)

上図の色と下図の枠の色は対応しています。

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(http://www.soumu.go.jp/main_content/000302185.pdf より)

(※1)パッシブタグとは、RFIDの種類の一つで、電源を持たず電磁誘導で駆動し1m以下の近距離での交信が可能なICタグのことです。電池を内蔵し、長距離での交信するタイプは「アクティブタグ」と言います。

920MHz帯周辺の電波の割当

920MHz帯周辺周辺の電波は下図のように割り当てられています。主に携帯電話に割り当てられていると言えます。法改正の前は950Mhz帯は電子タグ(RFID)が使用していましたが、ひっ迫する携帯電話用周波数確保のため、総務省が周波数再編を行い、950MHz帯はソフトバンクモバイルに割り当てられました。そして、RFIDは920MHz帯へ移行することになったわけです。1GHz(1000MHz)よりやや低い周波数帯は伝搬特性に優れているため、携帯電話会社各社はこの周波数帯の獲得に力を入れてき経緯があるようです。

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(我が国の電波の使用状況 平成26年4月 総務省 より)

そもそも電波って何?

電波は「電磁波」です。電磁波というとγ(ガンマ)線、X線などをイメージしますが、光(可視光線)も紫外線も赤外線も電波もみんな「電磁波」の仲間と言えます。では「電波」はというと、電波法では『第二条の一「電波」とは、300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいう。』となっています。総務省が法律的に管理する電波とは、いわゆる赤外線よりも波長が長い電磁波ということになります。

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(総務省http://www.soumu.go.jp/soutsu/kinki/faq/faq/sonota.html より)

 

 

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