ガートナーの2017年以降の戦略的予測TOP10

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Gartner Symposium/ITxpo 2016

世界最大級のITイベント「Gartner Symposium/ITxpo 2016」が、9月26日より南アフリカのケープタウンを皮切りに8か国(南アフリカ、日本、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、スペイン、インド、ドバイ)で順次開催されています。日本では10月5日~7日まで開催されました。アメリカではフロリダで10月16日~20日まで開催されました。

symposium_001_r(http://www.gartner.com/technology/symposium/ より)

ガートナーのWebサイトには、このイベントでガートナーが発表したことがらについていくつかニュースリリースとして掲載されています。
フロリダ・オーランド発の「Gartner Reveals Top Predictions for IT Organizations and Users in 2017 and Beyond」とのタイトルのプレスリリースでは、2017年以降に起こるであろう次のような10の変化について述べています。

Gartner Reveals Top Predictions for IT Organizations and Users in 2017 and Beyond

By 2020, 100 million consumers will shop in augmented reality.

2020年までには、拡張現実を使ってショッピングをする消費者が1億人に達する。
例えば、自宅の一室でIKEAカタログアプリを使って自室に家具を配置してみながら買い物ができるというようになるというわけです。

By 2020, 30 percent of web browsing sessions will be done without a screen.

2020年までに、ウェブ閲覧セッションの30%が画面以外を通じて行われるようになる。
「Google Home」や「Amazon Echo」といったブラウザを使わないウェブとのインタラクションの比率が高くなるというわけです。

By 2019, 20 percent of brands will abandon their mobile apps.

2019年までに、20%の企業がモバイルアプリを放棄する。
アプリから得られる効果は、投資に見合っていないということのようです。

By 2020, algorithms will positively alter the behavior of more than 1 billion global workers global workers.

2020年までには、アルゴリズムが世界で10億人の労働者の行動を良い方向に変える。
人の非合理な行動を客観的で合理的な行動や判断力が得きるように補完するということのようです。

By 2022, a blockchain-based business will be worth $10 billion.

2022年には、ブロックチェーン技術を利用したビジネスが100億ドル規模に達する。

By 2021, 20 percent of all activities an individual engages in will involve at least one the top-seven digital giants.

2021年には、個人が関与するあらゆる活動の20%は、7社の大手IT企業のうちの少なくとも1つに関わるようになる。
7社の大手IT企業とは、Google、Apple、Facebook、Amazon、Baidu、Alibaba、Tencentの7社です。

Through 2019, every $1 enterprises invest in innovation will require an additional $7 in core execution.

2019年には、エンタープライズのイノベーション投資1ドルにつき、その実現にかかる費用は7ドルかかるようになる。

Through 2020, IoT will increase data center storage demand by less than 3 percent.

2020年までのIoTによるデータセンターのストレージ需要増は3%未満。

By 2022, IoT will save consumers and businesses $1 trillion a year in maintenance, services and consumables.

IoTによって、消費者や企業のメンテナンス、保守、消耗品の費用は、2022年までに年間1兆ドル削減される。

By 2020, 40 percent of employees can cut their healthcare costs by wearing a fitness tracker.

2020年までに、フィットネストラッカーを身につけることで、就業者の40%が医療コストを削減できるようになる。

(http://www.gartner.com/newsroom/id/3482117 参照)

ちなみに昨年の「Gartner Reveals Top Predictions for IT Organizations and Users in 2016 and Beyond」では、次の10の内容でした。

(1)2018年までに、ビジネスコンテンツの20%は、マシンによって作成される。

(2)2018年までに、インターネットにつながる60億のモノがサポートを要求されるようになる。

(3)2020年までに、人間のコントロール外にある自律型のソフトウェアエージェントが、すべての経済取引の5%を処理するようになる。

(4)2018年までに、世界の300万人以上の労働者がロボット上司の管理下に置かれるようになる。

(5)2018年までに、スマートビルディングの20%がデジタル損壊攻撃への対応を経験する。

(6)2018年までに、新興企業の45%は、社員よりも多くの簡単に複製可能なスマートマシンを所有するようになる。

(7)2018年までに、顧客向けのデジタルアシスタントが顔と声で個人を特定するようになる。

(8)2018年までに、200万人の従業員は雇用の条件として、健康管理用ウェアラブルデバイスやフィットネスデバイスを装着することが必要になる。

(9)2020年までに、スマートエージェントがモバイル処理の40%を円滑にし、ポストアプリが支配するようになる。

(10)2020年までを通じて、クラウドのセキュリティに関する問題の95%は、ユーザー側の過失によって起きるようになる。

ところで、2016年10月6日に品川で開催された「Gartner Symposium/ITxpo 2016」では、「2017年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」というセッションが行われ、今後5年間で、急速に成長する見込みがある、かなりの破壊的な可能性を持つ、戦略的なテクノロジートレンドが発表されました。報道によれば次の10個です。

「会話型システム」
拡張現実と仮想現実
「デジタル・ツイン」
「高度な機械学習とAI」
「インテリジェントアプリ」
「インテリジェントなモノ」
「アダプティブ・セキュリティ・アーキテクチャ」
ブロックチェーンと分散型台帳」
「メッシュのアプリ&サービス・アーキテクチャ」
「デジタル・テクノロジ・プラットフォーム

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