スマート自転車

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スマート自転車

あらゆるものがネットにつながるIoT製品が増えるなか、自転車もIoT化されたコネクテッド自転車・スマート自転車と呼ばれる製品が登場してきています。

ところで、日本における自転車保有台数は昨今の健康志向や環境負荷軽減を受けて緩やかながらも増加傾向にあるようです。人口1人当たりの自転車保有台数は、オランダの1.11台に比べれば少ないかもしれませんが、イギリスやフランス、アメリカよりも多く0.67台となっています。自転車と言えば一昔前の中国を思い浮かべますが、その中国の一人当たりの台数は0.36台です。

最近の傾向として、「スポーツ車」や「電動アシスト車」の販売台数が伸びているようです。自転車利用に対するニーズが多様化しているなか、スマート自転車の登場は、新たな自転車の購入層を形作るかもしれません。

connected_cycle_004_r(平成 26 年度 政策レビュー結果(評価書) 自転車交通 平成 27 年3月 国土交通省 より)

Connected Cycle Pedals

フランスのコネクテッド・サイクル社というベンチャー企業の開発した自転車ペダルです。移動経路やペダル回転数を測定でき、さらにモバイルデータ通信機能とGPSを内蔵しており、誰かが自転車を動かすとスマホに通知するとともにリアルタイムで居場所を追跡できるので盗難防止にも効果が期待できます。さらにペダルを漕ぐことによって発電し蓄電されるので、モバイルデータ通信機能とGPSのために外部から電気を供給する必要がありません。ペダルは、特殊な工具でなければ取り外すことはできないとのことです。

connected_cycle_001_r(http://connectedcycle.com/ より)

valour(ヴェイラー)

カナダのヴァンホークス社が開発したスマート自転車です。ジャイロセンサー、加速度センサー、磁気センサー、GPSなどが搭載され、Wi-FiやBluetooth接続も可能で、移動距離やルート、平均時速、消費カロリーなどの走行ログを専用アプリで管理できます。
盗難にあった場合には、街中のWi-Fiやvalour同士が接続することにより現在の位置を特定することができます。
また、グーグルマップのナビゲーション機能と連動した専用アプリとつなぐと、ハンドルバーの左右に配置されたLEDが進行方向を示して目的地までガイドする機能もあります。リアランプに2つの超音波センサーを搭載しており、後方3mの範囲で物体の接近を感知するとハンドルの振動で危険を知らせるという機能もあります。

connected_cycle_002_r(https://www.vanhawks.com/ より)

ORBITREC(オービトレック)とRIDE-1

ORBITREC(オービトレック)は、Cerevoのスマート・スポーツ用品ブランド「XON」のロードバイクです。各種センサを内蔵し、フレームは3Dプリント技術が利用されています。RIDE-1(ライドワン)は、ORBITRECが備える各種センサと通信機能を外付けアダプタとし、既存の自転車に取り付けることでORBITRECと同等の自転車にする装置です。
ORBITREC には、9軸センサ(加速度・角速度・地磁気)、温度、湿度、気圧、照度の各センサーの他、GPS、ANT+ レシーバー、Bluetooth、Wi-Fiも搭載されています。
スマートフォンと連携し、走行中の転倒やグループからの遅れが発生した際に仲間へSMSで通知する、特定地点を通過したらサスペンションダンピングを変更する、照度センサを利用してトンネルに入った際にライトを自動で点灯するといった連携が可能とのことです。
ちなみに2016年1月に開催されたCES(Consumer Electronics Show)において「CES 2016 Innovation Awards」を受賞しています。

connected_cycle_003_r(https://info-blog.cerevo.com/2016/01/05/1722/ より)

Volata

Volataはサンフランシスコに拠点を置くVolata Cyclesのスマート自転車です。LEDライトからタッチパネルのディスプレイ、GPSトラッカー、バッテリーと発電機、盗難防止システムなどを備えています。
フォークとトップチューブにはLEDが組み込まれ、ステムにクラクションと2.4インチのタッチスクリーンが取り付けられています。ハンドルバー内部には10,000mAhのバッテリーが搭載されており、、充電はフロントダイナモが回転することによって行われます。
タッチスクリーンはiOSとAndroidで動作し、進行方向のガイド、メッセージや電話の着信、天気予報の表示、音楽の操作、走行データの表示などの機能があります。
また、盗難防止システムは、自転車を持ち上げたり動かしたりすると、振動センサーがそれを感知してホーンを鳴らし、ライトを点滅させ、スマートフォンにも通知されます。さらにGPSチップが内蔵されており、自転車の位置をスマートフォンで確認することもできます。

connected_cycle_005_r(https://volatacycles.com/ より)

Le Super Bike

中国のスマートフォンブランド LeEco が開発し、すでに中国で発売されているスマート自転車です。
Androidベースのサイクルコンピューターを搭載し、各種ライト・スピーカー・ロック・カメラ・ナビの操作、心拍数・走行距離・移動速度などの計測ができます。
ハンドルバーの中央には 4 インチのタッチスクリーンがあり、各種情報を表示することができます。メインフレームにはカメラ、パーキングロック、ライト点灯のスイッチがあります。パーキングロックの解除は、Android サイコン上の指紋リーダーをスワイプするとでき、ユーザーが離れている場合には自動でロックをかける機能もあります。

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(http://us.lemall.com/us/bike/index.html より)

CYCLOTRON BIKE

CYCLOTRON BIKEは、Cyclotron Cyclesが開発したスポークもハブも持たない自転車です。LED搭載で走行時に光らせることが可能です。
CYCLOTRON BIKEには10以上のセンサーが内蔵されていて、スマートフォンアプリと連携することで、GPS機能はもちろん、自転車用ナビやサイクリングデータの記録のほか、心拍数や消費カロリーも計測できます。また、走行状態を学習して最適なギアの提案をしたり、自動で低速ギアに切り替えたりもできます。2017年6月発送予定とのことです。

connected_cycle_008_r(http://www.cyclotronbike.com/ より)

 

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