総務省トラヒック集計

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我が国のインターネットにおけるトラヒック

総務省は毎年5月と11月に日本のインターネットトラヒック(※1)の集計・試算を行っています。5月の結果は9月30日に発表されています。

それによると、2015年5月のブロードバンド(FTTH、DSL、CATVおよび固定無線アクセス)サービス契約者の総ダウンロードトラヒックは、推定で約4.4Tbpsで、前年の約2.9Tbpsから53.5%も増加しています。また、総アップロードトラヒックは、推定で約1.2Tbpsで、前年の約905Gbpsから35.5%の増加となっています。

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(我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果 (平成27年5月分)平成27年9月30日 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 より)

さらにブロードバンドサービス契約者数が微増にもかかわらず。1契約当たりの平均ダウンロードトラフィックは約117.8kbpsで前年比46.5%の増、アップロードトラフィックは約32.5kbpsで前年比29.0%の増となっています。

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(我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果 (平成27年5月分)平成27年9月30日 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 より)

時間帯別では、21〜23時が最も多く、仕事や学校が休みとなる土日は、日中のトラフィックが増えています。

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(我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果 (平成27年5月分)平成27年9月30日 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 より)

固定通信(ブロードバンド)と移動通信の比較では、移動通信トラックの総ダウンロードトラヒックは891.2Gbpsで、前年が639 Gbpsですので39%増、総アップロードトラヒック141.1 Gbpsで前年比56%となっています。上下合わせると1032.3 Gbpsで前年比41%増となります。ブロードバンドトラフィックと比べると移動通信の増加率はやや低いと言えそうです。

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(総務省分野別データ 我が国の移動通信トラヒックの現状(平成27年6月分) より)

(※1)トラヒック(traffic)は、インターネットや LAN といった、コンピュータ・ネットワーク上を流れるデータ量のことです。

Cisco SystemsのIPトラフィックの動向の予測

2015年5月下旬にCisco Systemsが、IPトラフィックの動向を予測した年次報告書「Cisco Visual Networking Index(VNI)」を発表しています。その中で世界のトラフィックは2019年までに3倍に増加し2ZB(ゼタバイト)に達すると予想しています。

年間平均増加率は23%と見込んでおり、その要因の一つはインターネットユーザーの増加で、2019年には地球上の総人口の約51%にあたるやウ39億人がユーザになるとしています。さらに、IPデバイスが2014年の142億から、2019年には244億へと増加することもその要因としています。中でも増加が著しいのはM2Mとみており、2019年にはIPデバイス43%がM2Mだろうとしています。

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(Cisco Blogs http://blogs.cisco.com/sp/2015-cisco-vni-complete-forecast-update-key-trends-include-mobility-m2m-and-multimedia-content より)

M2Mの中でも最も大きいのがコネクテッドホーム(ホームオートメーションやホームセキュリティ、ネットワークインフラ、家電など)の48%、コネクテッドワーク(オフィスオートメーションやビルセキュリティ、ネットワークインフラ、商用アプライアンス)が17%、電気自動車充電スタンドやスマートメーターなどが11%、コネクテッドカーが8%、健康モニタリングや遠隔医療などが7%、環境・公共・交通管理などが4%などとなっています。ただ、トラフィック容量で見れば、M2Mの占める割合はその性質上小さく、トラフィック全体の容量増加の大きなものは高度な動画サービスの普及だと見ています。日本では、2019年にはIPデバイス台数の7割弱がM2Mで、トラフィック容量の8割が動画という状況になると予想しています。

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(Cisco Blogs http://blogs.cisco.com/sp/2015-cisco-vni-complete-forecast-update-key-trends-include-mobility-m2m-and-multimedia-content より)

 

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