日本の情報通信普及度(ICT開発指標)

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ICT開発指標

国連の国際電気通信連合(ITU)は2015年11月30日に世界の情報通信技術(ICT)に関する報告書「Measuring the Information Society Report 2015」を公表しました。

これは2007年から毎年行っているもので、その報告書には、情報通信技術の発展レベルをランキングとして示したIDI(ICT開発指標)と呼ばれるものがあります。パソコンや携帯電話、固定回線や携帯回線による高速インターネットの普及率、高等教育機関への就学率などをもとに今回は167カ国・地域をランキングしています。今年のトップは韓国で、2位デンマーク、3位アイスランド、4位イギリスと続いています。ちなみに日本は11位、アメリカは15位、中国は82位でした。

IDI(ICT Development Index:ICT開発指標)

IDIは「ICT Development Index」の頭文字をとったもので、日本語では「ICT開発指標(指数)」と呼んでいます。IDIには「アクセス性」「利用状況」「技能」の3つの観点があり、さらに、それぞれ3つから5つの個別指標で細かくIDI指標を算出します。指標を表で示すと次の11になります。

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これらの指標のウェイトは同一ではなく、次のような配分になっています。

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(ICT Development Index: indicators, reference values and weights  Measuring the Information Society Report 2015 より)

日本のランキング

気になるランキングですが、167の国と地域の順位は次のようになっています。

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(Measuring the Information Society Report 2015 Table 2.2: IDI overall rankings and ratings, 2015 and 2010より作成)

日本の特徴とすれば、固定ブロードバンド契約率と高等教育就学率が低いことが挙げられています。また、今回はパソコンの保有率の順位が上がったものの、携帯でのネット利用率と高等教育の就学率が順位を下げたようです。ちなみに高等教育就学率は前回が32位でしたが、今回は35位に下がっています。

上位20か国のこれまでの推移は次のようになっています。

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上位国の特徴

報告書には、韓国、デンマーク、イギリスなどの上位国の特徴がレーダーチャートで示しています。なお、グラフの赤が2015、青が2010を表しています。

韓国

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(Measuring the Information Society Report 2015 Chart 3.9: IDI ratings for top-ranking countries, 2010 and 2015 より)

デンマーク

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(Measuring the Information Society Report 2015 Chart 3.9: IDI ratings for top-ranking countries, 2010 and 2015 より)

イギリス

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(Measuring the Information Society Report 2015 Chart 3.9: IDI ratings for top-ranking countries, 2010 and 2015 より)

今回の調査では、2010と比較して表を作成していますが、その2010から大きく順位を上げた国としては、57位のコスタリカ(2010は80位)、27位のバーレーン(2010は48位)、56位のレバノン(2010が77位)、ガーナ109位(2010は130位)、74位のタイ(2010は92位)などがあります。

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(Measuring the Information Society Report 2015 Table 2.6: Most dynamic countries – changes in IDI value and ranking, 2010-2015より)

 

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