スパコンランキング/2015年11月
毎年6月と11月にスーパーコンピュータの世界1位から500位までのランキングが発表されます。今年の2回目の発表が11月16日にありました。今回も前回に引き続き中国の天河二号(Milky Way-2)が1位でした。これで6期続けての首位となりました。
2位は、米エネルギー省のオークリッジ国立研究所にあるCray XK7システム「Titan」でした。日本の京は前回と同じ4位でした。なお、1~5位の順位は6回続けて同じになっています。
今回初めてベスト10に登場したのは、6位になったDOEのCray XC40システム「Trinity」と8位になったドイツのハイパフォーマンス計算センターにあるCray XC40システム「Hazel Hen」でした。
(TOP500 http://www.top500.org/lists/2015/11/ より)
その他に初登場で注目されるのは、名古屋大学情報基盤センターのスパコンで富士通製の「PRIMEHPC FX100」が22位、アリババグループの中国レノボ製スパコンが65位と66位に入っています。
世界の500位までに占める国別のスーパーコンピュータの台数では、アメリカが230台で全体の40%を占めています。次が109台の中国で22%を占めています。日本は前回の40台から36台になり割合も8%から7%に減っています。
(TOP500 http://www.top500.org/lists/2015/11/ より)
以下にこれまでのランキングの推移や国別の比較を表にしてみました。
近年のTOP10
TOP500の国別の割合の推移(近年)
TOP500の国別の台数の推移(近年)
TOP500の国別の台数の推移(1995~2015)
(TOP500 http://www.top500.org/lists/2015/11/資料より作成)