プログラミング教材(その2)

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プログラミング教材(その2)

小学校においてもプログラミング教育が各教科・領域の中で取り扱われることになり注目が集まっています。先日のNHKでも「人工知能の時代 今必要な教育と」と題してシンポジウムが放送され、プログラミング教育の実践の様子などが放映されていました。
また、京都新聞、新潟日報、上毛新聞などの地方紙に、イー・ラーニング研究所が保護者に行った「子供にさせたい習い事」のアンケート調査で、「プログラミング教室」が1番人気だったことが掲載されていました。2014年にリクルートライフスタイルが行った習い事アンケートでは、プログラミングは小学校高学年で7番目にランクインしているだけで、全体ではトップ10にも入っていませんでした。調査の種類が違うとはいえ、わすか2年余りでプログラミングが保護者の間でも大きく注目されるようになってきたと言えそうです。
こうしたプログラミング教育への注目度に呼応するかのように、子供用のプログラミング学習教材が出てきています。前回の紹介のあと、新たに発売されたものや発売予定の教材等をいくつか紹介します。

KOOV

KOOV(クーブ)は、ソニー・グローバルエデュケーション(SGED)が開発したブロックと電子パーツがセットになったプログラミング学習キットで、1年前に開発中であることが発表されていましたが、ようやく2017年2月18日から一般販売になりました。コア(本体)の他に加速度センサーや光センサー、LEDライトなどの電子パーツや付属パーツで構成され、対象年齢は8歳からとなっています。
パーツ全種類をセットにした「KOOVアドバンスキット」(ブロック302ピース+電子パーツ24個)が税別4万9880円、基本構成の「KOOVスターターキット」(172ピース+16個)が3万6880円、追加セットの「KOOV拡張パーツセット」(130ピース+8個)が2万1880円とのことです。
子供の理解や成長に合わせて「まねして覚える」「体系的に学べる」「自ら発明する」の3つのステップが用意され、「体系的に学べる」には「はじめてのロボットプログラミング」「ブロックアーティストになろう」などの学習コースがあります。また、作ったロボットを発表してほかのユーザーと交流できるコミュニティーなども用意されています。
アプリの動作環境は、Windows 7/8.1/10 64bit 版、macOS10.9 以降、iPadの場合はiOS 9 以降が動作するが動作する iPad mini 4 以降、iPad Air、iPad Proとなっています。Androidには対応していないようです。インターネットへの接続環境が必要となっています。

koov_001_R(KOOV  https://ja.koov.io/ より)

LEGO BOOST

LEGO BOOSTは、CES2017で発表されたもので、対象年齢が7歳からのプログラミング学習キットです。LEGOのプログラミング学習キットには対象年齢が10歳以上の「MINDSTORM EV3」がありますが、それより直感的にプログラムが学習できるようになっているとのことです。
LEGOブロックはの組み立ては、iOS/Androidタブレット向けのアプリ「LEGO BOOST app」の指示に従えば簡単にでき、さらにこのアプリで動作のコーディングも行います。

基本セットには、BLE通信機能、エンコーダモータ×2、起動ボタン、内部チルトセンサ、ライトを組み込んだ「Move Hub」、エンコーダモータ×1を組み込んだ「Interactive Motor」、距離、モーション、カラーのセンサ機能を搭載しライトとしても機能する「Color & Distance Sensor」などで構成されています。
キットの正式リリースは2017年8月で、販売価格は159.99ドルとのことです。

boost_002_R(LEGO  https://www.lego.com/ja-jp/aboutus/news-room/2017/january/lego-boost/ より)

 MeArm Pi

子供でも簡単に組み立てられるRaspberry Pi対応(汎用入出力端子GPIOを介してコントロール)のロボットアームで対象年齢は11歳以上となっています。
ビジュアルプログラミングツールによるプログラミングやジョイスティックでアームを制御します。PythonやJavascriptにも対応しているそうです。スタンダードキットは、ロボットアーム、メタルギアサーボ×4、六角ボルト&レンチ、ジョイスティックからなり、60ポンド日本円で約8500円となっています。出荷開始は2017年7月の予定です。

mearmpi_001_Rhttps://www.kickstarter.com/projects/mime/mearm-pi-build-your-own-raspberry-pi-powered-robot より)

KUBO

PCやタブレットなどのコーディング環境は必要なく、四角いタイル「TagTile」をパズルのように組み合わせてプログラミングします。PCなどを使わないので、対象年齢も3歳以上となっています。
使い方は、まず、命令を与えるタイルを並べます。ピースにはRFIDタグが埋め込まれており、Kuboはタイルの上を一度走って内蔵されたリーダーで命令を読み取ります。命令を記憶すると後はピースなしで命令を実行します。
TagTileには拡張パックもあり、Language Packageでは、アルファベットの印刷されたタイルを並べて単語のスペルを学習できます。

kubo_001_Rhttps://kubo-robot.com/ より)
(https://www.indiegogo.com/projects/kubo-the-educational-robot-for-kids-aged-3-and-up-education#/ より)

LittleArm 2C

LittleArm 2Cは、Arduino Nanoを採用し、USBまたはBluetooth経由でWindowsとAndroidのアプリから制御できるロボットアームです。
アプリで基本的な動きをコントロールするだけでなく、LittleArm 2Cを手で動かしてその動きを再現させるモーションキャプチャデバイス、人の接近を検知して動き始めさせるための超音波センサなどの拡張ツールも利用でき、Arduino IDEやBlocklyDuinoなどのツールでプログラミングもできます。BlocklyDuino はGoogleが提供するビジュアルプログラミング言語BlocklyのArduio版です。

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(Slant Robotics  http://www.littlearmrobot.com/littlearm-2c.html より)

Plezmo

Plezmoは、ボタンやスピーカ、各種センサ(接近センサー、光センサー、モーションセンサー、ジェスチャーセンサーなど)、モータといった機能を持つ11種類のブロックと6種類のアダプターからなる電子工作パッケージで、iPadやAndroidデバイス、Chromebook上で動くビジュアルプログラミング環境から制御できます。ブロックはワイヤレス対応ですので、各ブロックをつなげる必要はなく、離れた状態でブロックを動かすといったシステムを作ることもできます。なお、出荷は2017年9月の予定となっています。

plezmo_001_Rhttp://www.plezmo.com/ より)

PETS

PETS(ペッツ)は、会津若松にあるベンチャー企業デザイニウムが開発した木製のプログラミング学習用ロボットです。PETSの動きのプログラミングにPCやタブレットは必要なく、箱形の上面に命令ブロックを差し込んでいくだけです。ブロックは「前に進む」「右に回転する」「左に回転する」「後ろに進む」「ループ」の5種類です。制御は「Arduino」を使っています。
またPETSの底面にはカラーセンサーがついており、コースの色を判断して様々な機能を持たせる事が可能です。
対象年齢は3歳後半からとなっています。価格は、PETS組立てキットが25,000円(税別)で、PETSの組立て代行は28,000円(税別)です。

pets_001_Rhttp://4ok.jp/pets/ より)

 

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