ご近所SNS

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バーティカルメディア

ちょっと前まで、インターネット上の情報を収集しまとめたはいわゆるキュレーションメディアと呼ばれるサイトがブームでしたが、他媒体からの無断転載などの問題もあって近頃は以前ほどの勢いはないようです。生活情報キュレーションメディア「ギャザリー」も2017年5月31日をもって終了するとのことです。

最近は「バーティカルメディア」が注目されているようです。Verticalには垂直というような意味がありますが、ここではあることに特化したメディアというような意味です。特定の領域に特化した専門性のあるメディアです。キュレーションが広く浅い情報だとすれば、特定の領域を深く専門的に掘り下げた情報を提供するメディアとも言えます。
食べ物、料理、グルメに特化したmacaroni(マカロニ)や変わったところではPOSレジからレジスターまで、あらゆるレジスターを比較するレジチョイスなどがあります。

バーティカルSNS

SNSにも特定の分野に特化したバーティカルSNSがあります。料理、登山、釣り、育児、教育などがあります。
例えば、「edmodo(エドモド)」は教育系SNSで、欧米を中心に5000万人以上の先生が参加し、授業方法、教室での様々な活動など指導のノウハウを共有したりしています。また、教員は生徒に課題を配信したり、生徒が先生に質問したりすることができます。保護者も参加できます。生徒数も1500万人登録しているというとのことです。
LinkedInもビジネス特化したバーティカルSNS型といえるかもしれません。「RoomClip」は、「部屋」の写真で投稿・共有するインテリアSNSです。「LEGO Life」はレゴ作品に特化した子ども向け画像共有SNSです。「Cosplayers.Global(コスプレイヤーズグローバル)」は、日本のアニメやマンガのコスプレに特化したSNSサービスです。

ご近所SNS

バーティカルSNSの一種に「ご近所SNS」があります。自分の住んでいる地域限定のSNSです。近所の人とのコミュニケーションを通じて子育てやイベント、求人、病院、飲食店、安全・安心など様々な近所の情報を交換したり、地域の課題を共有したりするいわば「近所付き合い」のSNSといったところです。

海外では「Nextdoor」、「FragNebenan」、「考拉先生」などが有名なところです。日本では2016年6月から全国でサービスを開始した「マチマチ」があります。

長野県白馬村では「マチマチ」が住民共有ツールとして採用されているとのことです、「マチマチ」の場合は、利用範囲が半径が1kmから3kmのご近所さんに限定され、実名主義となっています。

アメリカでは、2010年にサンフランシスコで設立し、2011年からサービスを開始している「Nextdoor」があります。ガレージセールのお知らせ、ペットの捜索願い、空き巣などの防犯情報などを共有しています。

イギリスには「Streelife.com」というご近所SNSがありましたが、前述の「Nextdoor」に買収されています。ただ、2017年2月9日のBBCのNEWS(http://www.bbc.com/news/technology-38920906)を見ると、Nextdoorのサービス仕様(実名で在住住所が特定できないと入会できない閉鎖的なご近所コミュニティ)に不満を抱くStreelife.comユーザが多いようです。

オーストリアには2014年にウィーンで開設された「FragNebenan」があります。半径750メートルの範囲に居住する住民のみで、ホームパーティ、イベント告知、物の貸し借り、不要品の譲り渡しなどの情報交換の場となっています。Nextdoorと同じく実名と正しい居住地の登録が義務づけられています。

こうしたご近所SNSは、日本では災害が起きた際の近所の助け合いとしての備えや子育てや高齢者への支援、いわゆる地域包括ケアとしての役割なども期待されているようです。

 

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