プログラミング教材

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プログラミング教材

次期学習指導要領の改訂からプログラミング教育が小学校においても導入されるようですが、「コーディング」を身に着けることを狙いとしているわけではなく、「プログラミングの考え方」を身に着けるということが主目的のようです。ですので、特別な教科を設けるのではなく、教科や総合的な学習の時間などの中で、そうした考え方を学ばせていくことになります。
プログラミング教育を早い段階から教育に取り入れていこうという動きは日本だけのことではなく、世界の国々で検討され、すでに実施されているところもあります。
こうした子供へのプログラミング教育の動きに合わせるかのように、最近、子供が遊びながらプログラミングを学べる教材やおもちゃが次々と発表されているようです。

WeDo 2.0

WeDo 2.0は、レゴブロックにモーターやセンサーを組み合わせ、専用のソフトウェアで制御することで、プログラミングを学習するキットです。レゴ WeDo 2.0基本セットが2万4000円、教育機関向けのレゴ WeDo 2.0カリキュラムパックが3万8200円です。WeDo 2.0では、Bluetooth Low Energyでのワイヤレス接続ができ、対応OSもWindows、Mac、Android、Chrome OSをサポートしています。
プログラミングは、アイコンをドラッグ&ドロップすることで作ることができ、ブロックで組み立てたロボットにBluetoothで送信してロボットを動かします。
筑波大学付属小学校ではすでに試験的に導入し、活用されており、ノートツールで入力した文章に作品の画像や動画を組み合わせて発表資料を作る機能もあり、教育利用を考えた仕様になっています。

wedo_001_R(https://education.lego.com/ja-jp?noredir=true より)

Ozobot

Evolveが2014年に発売したペンの色でプログラミングする小型ロボットです。
3センチ弱のロボット知育玩具です。Ozobotに指示を伝えるには、OzoCodesと呼ばれる、色の組み合わせによる命令を線上に書きます。左に進めは「緑・黒・赤」、ここで3秒止まれは「赤・青・赤」、ままっすぐ進めは「緑・青・緑」です。
バージョンアップされたOzobot2.0Bitではパソコンでコードを書いてそれをOzobotに読み込ませるということができます。

ozobot_001_R(http://ozobot.com/ より)

KOOV

ソニーとアーテックが共同開発したプログラミング学習キットです。発売は2016年夏とのことです。
自由な形を作れるブロックと電子基板に、作った形をロボットとして動かすプログラムで構成されています。KOOVはLEGOとロボット工学とゲームの要素が合わさっており、自由にプログラムして、カスタマイズしたおもちゃをつくることが可能とのことです。プログラミング言語は記号化された命令をドラッグ&ドロップで並べていくだけで、「Scratch」に似ているとのことです。
なお、アーテックは学習教材トップメーカーです。

koov_001_R(https://ja.koov.io/ より)

Vortex

DFRobotが開発した子供向けロボットで、専用アプリと Bluetoothを使い、アプリからロボットの操作が行えるようになっており、子供たちがロボットプログラミングを体験できるようになっています。プログラミングには、「WhenDo」や「Ardublock」などを使います。チュートリアルに従ってドラッグ&ドロップ操作でプログラムが行えるようになっています。
Vortexはオープンソースで、ハードウェアプラットフォーム「Arduino」および教育用プログラミング環境「Scratch」と互換性がありまます。

vortex_001_R(http://www.dfrobot.com/vortex/ より)

Hackaball

イギリスのスタートアップが開発した子供が自由にプログラミングして遊ぶことが出来るLEDと小さなコンピュータが内蔵されたスマートボールです。ジャイロ、加速度計、振動モータ、9つのLED、充電式バッテリー、録音用メモリ、スピーカーが搭載されています。強化プラスチックの球形のケースに内蔵され、シリコーン膜に覆われていますので投げて遊ぶことができます。
プログラミングはiOSやOSXのアプリを使用してします。
アマゾンでも購入できるようですが、現在(2016年7月1日)在庫切れとなっています。

hackball_001_R(http://www.hackaball.com/ より)

mBot

中国深圳のMakerBlockが開発したArduionoベースの自動車型ロボットをビジュアルプログラミングして操作できるキットです。プログラミングは、Scratch 2.0ベースのビジュアルプログラミング言語「mBlock」を使い、ドラッグアンドドロップでプログラミングが可能です。ます。Bluetoothをサポートしており、スマートフォンやタブレットからも操作することができます。パーツを追加することで様々な機能を持たすことができ、レゴブロックとの結合も可能です。価格は12,960円(税込)となっています。

mbot_001_R(http://www.makeblock.tokyo/robot より)

Antbo

中国・上海のスタートアップ企業Antboが開発したアプリでプログラミングできる組み立て式の昆虫型ロボットです。加速度計、タッチセンサー、光センサー、測距センサー、ステレオサウンドセンサーなどを備え、スマートフォン専用アプリではリモート操作、移動経路設定、音声によるコントロール、設定のクラウド保存といった操作が可能です。
プログラミングは「WhenDo」と「Scratch」をサポートしています。プログラムしたコードはBluetooth経由で送信して実行します。
本体サイズは223×125×152mmで、単4電池4本で作動します。電池残量は専用アプリで確認できます。2016年11月の出荷を予定しているようです。

antbo_001_R(https://www.indiegogo.com/projects/antbo-an-insect-robot-anyone-can-build#/ より)

MESH

ソニーが開発したMESHは、それぞれの機能を持つセンサーモジュール「MESHタグ」を、スマートフォン/タブレット向け「MESHアプリ」上でビジュアルプログラミングして利用します。
MESHタグには、人感センさーや温度・湿度センサーといった種類があり、例えば、湿度センサーで部屋が乾燥していたらスマホに通知してくれるといった使い方ができます。
現在発売されているのは、LEDタグ(例:メールが来たことを光で通知する、天気予報の結果で赤や青に光らせる)、ボタンタグ(例:ボタンを押すとスマートフォンのカメラで写真を撮る)、人感タグ(例: 廊下に置いておいて誰かが通ったら音をならす)、動きタグ(例:ぬいぐるみを揺らすと好きな言葉をしゃべる)、明るさタグ(例:プレゼントの箱を開けたらメッセージを再生)、温度・湿度タグ(例:外出中でも部屋の温度を簡単チェック)、GPIOタグ(例:ぬいぐるみにモーターを付けて走らせる)の7種類です。その他に、デバイス、ロジック、連携といったソフトウェアタグも多数用意されています。これらを組み合わせてプログラミングしていきます自分で作るIoTと言えます。

mesh_001_R(https://first-flight.sony.com/pj/mesh より)

Cubetto

イギリスのPrimo Toysが開発した3歳以上の子どもを対象としたプログラミング学習用玩具で、木製のロボット、プログラミング用の木製ボード、プログラミング用ブロックなどがセットになっています。使い方は、「World Map」と呼ぶ地図の上を、箱形の木製ロボット(Cubetto)を動かし、目的地に到着させます。Cubettoを動かす命令はブロックをボード上に並べることでプログラムを書いていきます。プログラミングは、木製ボード上にブロックを並べることでプログラムを「入力」し、これを実行すると、World Map上で木製ロボット(Cubetto)を動かすことができます。
なお、仏カンヌで開催されたカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで、プロダクトデザイン・ライオンを受賞したとのことです。日本では2016年11月ごろに発売される予定になっています。

cubetto_001_R(https://www.primotoys.com/ より)

Code-A-Pillar

Code-A-Pillarは、ニューヨークのベビートイメーカーであるFisher-Price社が開発したイモムシ型のプログラミング学習玩具です。Code-a-Pillarの8つに分かれる体の胴体がコマンドとして機能し、イモムシの動きを指定します。胴体には「約90センチ前進」「90度右折」「90度左折」「止まって点滅し音を出す」の4つの仕掛けがコーディングされており、つなぎ合わせたパーツの順番通りにイモムシを動かすことができるというものです。価格は6900円(税別)で、日本では2016年9月中旬の発売予定となっています。

pillar_001_R(http://www.fisher-price.com/en_US/brands/think-and-learn/index.html より)

Osmo Coding

Osmo CodingはアメリカのTangible Playが開発した玩具で、さまざまな命令のブロックを並べ、それをiPadのカメラが認識して、iPadのキャラクターに命令として伝えて動かすゲームです。
ブロックとして用意されている命令は「歩く」「ジャンプする」「つかむ」「道具を使う」「繰り返す」「条件分岐」「実行する」などです。
Osmo Codingはすでに発売されており、Osmo CodingのWebサイトでの直販価格は49ドルです。

coding_001_R(https://www.playosmo.com/en/coding/ より)

ソビーゴ BP1/ソビーゴ RP1

ソビーゴBP1はワイズインテグレーションが開発した5才~はじめるこどもブロック・プログラミング教材です。ゾウやウサギ、亀といった動物や、矢印などの絵が描かれたカワダ製のブロックとタブレット用アプリがセットになっています。ブロック自体に仕掛けはなく、実際にブロックを組み立て、同じブロックの組み合わせを画面上に再現しすることでプログラミングを学びます。2016年7月からの発売を予定しており、価格は9800円(税別)とのことです。
ソビーゴRP1は「IchigoJam」をつかって段ボール製の組み立て式ロボット「ソビーゴ」を自由に動かすことにチャレンジする教材です。販売価格は1万4800円(税別)です。

bp1_001_R(http://www.wise-int.co.jp/sovigo/ より)

Project Bloks

ブロックを使用して子供たちにコーディングを教えるというグーグルのプログラミング教育計画です。矢印やツマミが付いたカラフルなブロックをつなぎ合わせることで、他のおもちゃを動作させたり、音楽を鳴らしたりして遊ぶことができます。
Project Bloksは、「Puck」「Base Board」「Brain Board」の3つの主要パーツで構成されています。
Puckは、「オン/オフ」「左へ移動」「ジャンプ」といったさまざまな指示をするものです。Base Boardは、センサーを通じてPuckの指示を読み取り、Brain BoardにPuckの指示を伝えます。Brain Boardは処理と接続をつかさどり、Raspberry Pi Zeroを採用しています。Base Boardはモジュール式なので、さまざまな組み合わせをつくり出すことができます。
Project Bloksはリサーチプロジェクトであり、Googleが製品を作ることはないようです。ただ、Bloksはオープンソース化されており、また、同プロジェクトへの参加を希望する教育関係者、メーカー、開発者、デザイナー、研究者、報道関係者などの登録を受け付けていることから、玩具メーカーがこれを利用して自由に構築する可能性はあります。

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(https://projectbloks.withgoogle.com/ より)

 

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