フォルダブルフォン(foldable phone)

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フォルダブルフォン(foldable phone)

フォルダブル(foldable)は「折りたためる」という意味で、フォルダブルフォンは次世代のスマホとも言われる「折りたたみスマホ」です。

最近、この折りたたみスマホの話題が多くなってきました。2019年は折りたたみスマホの元年になるとも言われています。2018年11月1日には中国のRoyoleという企業が「FlexPai」という折りたたみスマートフォンを発表し、2018年11月7日と8日にサンフランシスコで開催されたサムスンのSamsung Developer Conference(SDC)2018では、Infinity Flex Displayを採用したプロトタイプが公開されました。

Googleは2018年11月7日と8日に開発者向けサミットAndroid Dev Summitを開催し、その中でAndroidの折りたたみスマホの正式サポートを発表しています。そして、Android Developers Blog には、「来年、サムスンを含む複数のAndroidメーカーからFoldables (折りたたみ)が届くことを期待してください」とあり、2019年には折りたたみスマホの製品投入が本格化しそうです。

折りたたみスマホについては、中国のファーフェイ(Huawei)も、世界経済フォーラム(World Economic Forum)で2019年中ごろの発売を明らかにしていますし、LG、OPPO、Lenovo、ZTE、モトローラ、アップル、シャオミ(小米)、なども開発を競っているという情報もあります。

FlexPai

Royoleは2012年に深センでビル・リウ氏によって創業された有機ELディスプレイのスタートアップで、世界で最も薄いOLED(Organic Light Emitting Diode)として有名です。今は企業価値が3200億円を超える企業となっています。ビル・リウ氏は2005年に清華大学を卒業後スタンフォード大学で博士号を取得、IBMに努めた後起業しています。2017年にMITテクノロジーレビューの「35歳以下のイノベーター」にも選出されています。その有機ELディスプレイの企業が世界初の「折りたたみスマホ」として発表したのが「FlexPai」です。Webサイトに記されている製品概要では、サイズは高さ134mm、幅190.35mm、奥行き7.6mm、重さ320ℊで、広げると7.8インチのタブレットになります。フレキシブルAMOLEDを使用し、解像度は1920×1440ピクセルとなっています。OSは「Android 9.0」ベースの「Water OS」で、プロセッサ(SoC)はQualcommのSnapdragon 8シリーズ(オクタコア、2.8Ghz)を採用し、メモリ最大8GB、ストレージ最大256GBを実装しています。またカメラは、20メガピクセルのカメラと16メガピクセルのカメラを搭載しています。価格は、一番安い128GB/6GBモデルが8999元(約14万6000円)で、一番高い512GB/8GBモデルが1万2999元(約21万1000円)となっています。すでに予約が始まっており、発売は12月からとのことです。

https://www.royole.com/flexpai 参照)

Samsung foldable phone

Samsung Developer Conference(SDC)2018などで折り曲げられるディスプレイ「Infinity Flex Display」を用いたプロトタイプを披露しています。折りたたんだ時のディスプレイは4.58インチで解像度1960×840ピクセル(画素密度420dpi)です。開くと7.3インチで解像度2152×1536ピクセル(画素密度420dpi)のタブレットになります。内側と外側に2つのディスプレイを備えています。また、Multi Active Windowと呼ばれる3つのアプリに動作させることができる機能も搭載しています。

https://news.samsung.com/us/b-roll-samsung-developer-conference-2018-sdc18/ 参照)

Mobile terminal

韓国LGの折りたたみスマホで、2019年のCESで発表するのではという情報があります。2018年4月5日にWIPOより公開された資料では、内側に折りたたむタイプのスマホが説明されています。1つずつ独立したディスプレイを持ち、両端のヒンジで調整して1つの画面にするというものです。ただ、この特許の出願が2017年とのことですので、このままの形で製品化されることはないといわれています。

foldable_001_Rhttps://patentscope2.wipo.int/search/docs2/pct/WO2018062585/pdf/Pc6YiewJgSx_LKRgZCY917-ubh4_j_MyoeUlupTLNGbLDanAVHy7zp5p7obXZ5YXU1bRBgVrzQ5TwS4-mD77YZ7tWAE_PlAqnMvZpJZNnL2uRDPJfvBlg_h71OVDe35L?docId=id00000041878704&psAuth=J8GG7oRj5IJ3iGihyStMtyYT6uJo4h50HRP1p_uqtQg より)

OPPO

オランダのLetsGoDigitalによって、OPPOの「折りたたみスマホ」に関する特許の情報が伝えられています。下図から広げるとタブレットサイズになり、外側に折りたたむ構造のようです。

foldable_003_Rhttps://nl.letsgodigital.org/uploads/2018/06/oppo-smartphones.pdf より)

Motorola Razr

WIPOから公開されたモトローラの「折りたたみスマートフォン」に関する資料では、広げるとタブレット端末として、そして折りたためばスマートフォンとして利用できます。また外向きに折りたたむことができるようです。2018年8月のAndroid Headlineには、さらに新しい特許のイラストが紹介されていますが、それによれば折りたたみのガラケーのような形で縦長になっています。古典的なRazrデザインを現代的に取り入れているようだという評価もあります。

foldable_002_Rhttps://patentscope2.wipo.int/search/en/detail.jsf?docId=US213454791&tab=NATIONALBIBLIO&office=&prevFilter=&sortOption=Pub+Date+Desc&queryString=motorola+mobility+LLC&recNum=96&maxRec=6853 より)

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