スマートスピーカー

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スマートスピーカー

2014年にAmazon Echoが発売されてからアメリカでは急速にスマートスピーカーの市場が盛り上がりを見せているようです。スピーカーに音声で指示すると、天気や予定を調べたり、ニュースや音楽、オーディオブックを再生したり、様々な用事を片付けてくれるというものです。

2017年1月19日付けの「The Seattle Times」の記事には、モルガン・スタンレー社の推計として2015年半ばから2016年12月1日までに1100万台のAmazon Echoが販売され、その多くはアメリカですが、ドイツで40万、イギリスで30万販売されていると記されています。アメリカでの普及率は9%を超える計算になるそうです。 アメリカの調査会社イーマーケッター社が2017年3月に発表した資料では、アメリカでのスマートスピーカー市場のシェアは、Amazon Echo70.6%、GoogleのGoogle Homeが23.8%となっています。

Amazon EchoやGoogle Homeの成功を受けて、今年になってスマートスピーカーの市場に参入しようという企業の動きが活発になってきているようです。日本においても遅ればせながら、Google Homeが2017年度後半に日本で発売されるようですし、LINEもスマートスピーカー「WAVE」の詳細を明らかにし、今秋には正式版を販売するとのことです。ソフトバンクはロボット開発ベンチャーのプレンゴアロボティクスが開発した箱型スピーカ「ブレンキューブ」に自然言語対話AIを搭載して2017年度内に発売するというニュースもあります。

また、NTTはフォーティーズと共同で開発したホームコミュニケーションデバイス「petoco(ペトコ)」を2017年夏にフォーティーズから発売すると5月に発表しています。九州電力はレーベルゲートと共同で、音楽やニュースを高音質のスピーカーから流したり、スマートメーターと連動させて電力の使用状況や料金を確認できるようにするスマートスピーカーの事業化を目指しています。その他にソニーやシャープも参入を計画しているとのことですので、今年は日本におけるスマートスピーカーの元年になるかもしれません。

一方で、スマートスピーカーで制御する製品があまり普及していないこと、日本はCD大国などと揶揄されるようにサブスクリプションサービスが一般のユーザーにさほど普及していないこと、日本人は大きな声を出すということに慣れていないといった文化の違いなどから、アメリカのような急速な普及には課題があるという見方もあるようです。

スマートスピーカーの事例

Amazon Echo

サイズは、直径84mm×高さ235mmで、デバイスで胴体の下半分はメッシュ状になっています。上部にはコントロール関連のボタンが配置されており、”Alexa”と呼びかけるとリングが青く光って、指示を聞くモードになります。価格はアマゾンで179.00ドルが139.99ドルとなっています。

・ Echo DotはAmazon Echoを小型化したタイプで内蔵スピーカー部分が縮小されていますが、外部スピーカーを接続することが可能です。価格は49.99ドルです。

・ Echo Lookはカメラ搭載型のAlexaデバイスです。ファッションチェックのアドバイスをするといった用途に使えるデバイスで価格は199.99ドルです。

・ Amazon Echo Showは、最も新しいAlexaデバイスで、タッチディスプレイを搭載しています。価格は229.99ドルです。

・ Amazon Tapは、タップするボタンがついていて、バッテリーを内蔵しているのでモバイルスピーカーという位置付けのようです。価格は129.99ドルです。

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https://www.amazon.com/Amazon-Echo-Bluetooth-Speaker-with-WiFi-Alexa/dp/B00X4WHP5E より)

Google Home

Google Homeは直径96mm×高さ143mm、重量はおよそ477gで、グーグルの自然言語処理機能「Google Assistant 」を搭載し、個人を識別する能力を備えています。「Nest Thermostat」「Philips Hue」「Samsung SmartThings 」などに対応しており、さらに複数のスピーカーと連携でき、Chromecastの機能を使ってテレビに接続して動画を再生することもできます。素材にはメタルとファブリックがあります。価格は109.00ドルでAmazon Echoより安い価格設定になっています。ボディ下部のスピーカーはオプションを購入で色の変更が可能です。

smart_speaker_003_Rhttps://madeby.google.com/intl/en_us/home/ より)

Apple HomePod

HomePod は直径142mm×高さ172mmで重さが2,495gあります。Amazon Echo(1,064g)やGoogle Home(477g)に比べると極めて重い製品となっています。2017年6月に発表されたばかりで、発売はアメリカ・イギリス・オーストラリアで12月の予定です。Siriを搭載し、ノイズキャンセリング機能を持つマルチマイクで、正確に音声を拾い上げさまざまなサービスを可能にしてくれます。

Apple HomePodは音楽に特化したスマートスピーカーで、重低音を強調するウーファー、音の出る方向が調整できるツイーターなどを搭載し、スピーカーのサイズや数が他者の製品を圧倒しており、その分重量が重く、価格が349ドルと高くなっているようです。

smart_speaker_004_Rhttps://www.apple.com/homepod/ より)

Microsoft Harman Kardon Invoke

Invoke(インボーク)は、オーディオ機器メーカー、ハーマン社(17年3月からサムスン電子の子会社)のスピーカーにマイクロソフトの音声アシスタント「Cortana」を搭載したスマートスピーカーです。音楽再生、予定の確認、リマインダの設定、ニュースのチェック、スマートホームデバイスの制御など他のスマートスピーカーと程同じ機能を備えています。発売は2017年秋の予定となっています。

特徴としては、Skypeでの通話やSkypeのスピーカーフォンとしても利用、スピーカー上部の「Touch to Surprise」での操作などがあります。カラーはパールシルバーとグラファイトの2色で価格は未定となっています。

smart_speaker_005_Rhttp://www.harmankardon.com/invoke.html より)

LINE WAVE

WAVE(ウェーブ)は、LINEとNAVERが共同開発している「Clova」というAIを搭載するスマートスピーカーです。 高さが201.05mm、重さは998gで、2.5インチ20Wのウーファー、1インチ5Wのツイーター2基を搭載、プロセッサはQualcomm APQ8009 Quadcore 1.3GHzとなっています。Wi-FiおよびBluetoothに対応しています。

特に音楽に関する機能が充実しており、ユーザーの好みを学習して、雰囲気や気分に合わせた楽曲をレコメンドする機能もあるそうです。LINEと連携して、メッセージの読み上げをはじめとした操作も可能とのことです。

販売予定価格は1万5千円で、今年の秋頃に正式版が発売される予定です。それに先立ち先行版が、販売予定価格1万円で夏頃に発売予定となります。先行版は音楽再生機能に限定されますが、正式版の販売時にほかの機能も同様に使えるようアップデートされます。 WAVEの他にディスプレイ付きのFACE(フェース)、外に持ち運べるカジュアルなデザインのCHAMP(チャンプ)も発表になっています。

smart_speaker_006_R(LINE https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1667 より)

petoco

petoco(ペトコ)は高さ16cm×横13cm×縦13cmで重さが約355gとなっています。 ドコモの自然対話プラットフォーム、音声認識、画像認識、メッセージングなど技術を活用して開発された製品です。 顔認識機能で家族の顔を登録しておくことで、目の前に誰がいるかを理解し、それぞれに必要な情報を提供したり、petocoのカメラとマイクを使ってスマートフォンとビデオ通話がしたり、音声をテキストに変換し専用アプリにメッセージを届けたりできます。音声によって、petocoの内蔵機能を操作できる対話操作機能もあり、さらにpetocoをルームライトとしても使用できるそうです。 2017年夏の発売となっていますが、価格は現時のところ未定となっています。

smart_speaker_009_R(フォーティーズ株式会社 http://www.petoco.jp/ より)

Lenovo Smart Assistant

「Alexa」を搭載するLenovoのスマートスピーカーです。下半分は布地で覆われ、ライトグレー、ダークグレー、グリーン、オレンジ、ブラックのカラーバリエーションがあります。大きさは1.5L、重さは720gとなっています。 Intelの「Celeron N3060」プロセッサ、スピーカは5ワットのツイーターと10ワットのウーファー、メモリ2GB DRAM、ストレージ8GBを搭載しています。マイクは8個搭載し、360度音声を認識できます。標準モデルが129.99ドルからとなっており、アメリカで2017年5月発売となっている。

smart_speaker_007_R(lenovo http://www3.lenovo.com/us/en/new-products/Lenovo-Smart-Assistant/p/99SD9EI1SA1 より)

Triby

Tribyは、キッチンの冷蔵庫のドアに張り付けて使用できるようにマグネットが背面に備わっています。専用アプリをスマホに入れることで手書きメッセージTribyに送ったり会話が可能になります。スピーカーとしても使用でき、会話の他にスマホのプレイリストを再生したり、ラジオも流すこともできます。Alexaに対応しており、Alexaのコマンドが使えます。価格は199ドルとなっています。

smart_speaker_008_Rhttp://www.invoxia.com/triby-io/ より)

 

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