Works with Nest

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ネスト・ラボ(Nest Labs)が提供するスマートホーム・プラットフォーム

Works with Nestは、グーグル傘下のネスト・ラボ(Nest Labs)が提供するスマートホーム・プラットフォームです。さまざまな機器とNest製品(サーモスタット「Nest」や煙探知機「Protect」など)を連動させるとともに、Nestが学習した情報をクラウドに蓄積・活用することによる機器間連携の実現を目的としており、ブランドやOSを問わず、独自のハブを使用することでリモコン、自動車、ガジェット等の情報を一元的に管理するシステムです。

パートナーシップを締結している企業には、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)、大手家電メーカーのワールプール(Whirpool)、ロジテック(Logitech)、ジョウボーン(Jawbone)、スマート照明のLIFX、ウェブサービス同士の連携サービスを提供するIFTTT、ガレージオープナーのチャンバーレイン(Chamberlain)、リストバンド型デバイスのジョウボーン(Jawbone)などがあります。

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(MONOist http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1505/21/news052_2.html より)

Works with Nestで何ができるのか?

ネストはプラットフォーム公開により可能になる事柄として、以下の例を挙げている。

メルセデス・ベンツの自動車で帰宅中に、自宅までの所要時間を予測し、「Nest」のサーモスタットが事前に室内を調整するということが、ベンツの純正アプリ「Digital DriveStyle」を通して可能となります。

LIFXのスマート電球と連動させると、「Nest」の煙探知機が煙を探知した場合、スマート照明の色を変えて問題の発生を知らせたり、旅行中の空き巣を防ぐために電球を自動的に点けたり消したりするといったことが出来ます。

「Nest」や「Protect」を、IFTTTのレシピで種々のSNSやウェブサービスと連携させることができ、例えば、IFTTTと連動させれば、火災時に近隣の住民にテキストメッセージを送信したり、スマホの位置情報に応じて室温を自動調整したりすることも可能です。

ガレージの扉の開閉と「Nest」の空調調節を連携させることができます。

「Google Now」と「Nest」を組み合わせ、空調を音声やあらかじめ設定したルールに基いてコントロールすることができます。

Jawboneのリストバンドとなら、ユーザーの好みの室温を学習し、起床時に快適な室温に自動調節しておくことができます。

Whirlpoolが提供する洗濯機は、ユーザーの外出時間に関する情報をNestから収集することにより、帰宅する時間に合わせて乾燥機を回し、衣類にしわが寄らないようにするのに最適なタイミングで洗濯を開始することができるようになります。

nest_005 (https://nest.com/thermostat/life-with-nest-thermostat/ より)

Nest Labsとは

Nest LabsとはGoogleが32億ドルで買収した自動温度調整期(サーモスタット)や煙探知機の会社で、AppleのiPod事業の元幹部とiPodソフトウェア開発担当者が立ち上げたスタートアップです。日本では部屋ごとにエアコンがあって家屋の冷暖房を調節していますが、欧米では家全体を一元的に調整するのが一般的なようで、サーモスタットによってその調整を行っているようです。

Nest Labsのサーモスタットには人工知能が搭載されており、ユーザーの行動パターンを学習することにより、自動的に冷暖房器具等の温度を調整することができるという特徴があります。ユーザーが何時に起き、何度に設定し、何時に外出し、何時に帰宅する、といった日常の行動パターンを学習することにより、タイマーをセットしなくてもユーザーが帰宅した時には既に適温になっているよう、冷暖房器具をコントロールすることが可能なわけです。さらにネットワークに接続してスマートフォンなどからも操作ができます。また、電力会社が、Nest Labsのサーモスタットを利用している家庭のエアコン出力を遠隔操作することができます。ですので、例えば、電力使用料のピーク時間帯に遠隔操作によって節電を実現するといったことができます。

Works with Nestとビジネス

前述の真夏などの電力利用が集中する時期に電力会社がNestを遠隔操作し、個人宅の電力利用量をコントロールする例を示しましたが、これは「Rush Hour Rewards」というこのプログラムですでに実現しています。このプログラムに参加するNestユーザーは電力会社からキャッシュバックを受け取ることができます。2014年5月時点で、テキサス州の電力会社Austin Energyを含む5社が導入しているそうです。Austin Energyの場合、顧客やNestへの支払いを差引いてもコスト削減につながるそうです。このようなデマンドレスポンス関連サービスが、電力会社などの特定機器を新たに導入することなく、汎用機器で実現できるため、今後普及が見込まれています。

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(MIT Technology Review http://www.technologyreview.com/news/527366/the-lowly-thermostat-now-minter-of-megawatts/ より)

 

 

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