PCHA

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AllSeen AllianceとPCHAの提携

2016 年 3 月にAllSeen AllianceとPCHAが提携するとの発表がありました。AllSeen Allianceは、AllJoynを推進する団体ですが、PCHAは、Personal Connected Health Allianceの頭文字をとったもので、2014年に創設されたIT技術を使った健康管理を推進する団体です。
AllSeen AllianceとPCHAには、Philips、IBM、Qualcomm、パナソニックなど多くの企業は両アライアンスのメンバーになっています。AllJoynは、コネクテッドデバイス同士のスムーズな機器連携を実現するためのフレームワークで、ヘスルケア関連のPCHAと提携することで、より幅広いデバイスの間で相互運用性を確保できるようになることが期待されるようです。報道によれば、パーソナル コネクテッド ヘルス環境でより広範なIoT製品を簡単かつ安全に接続・通信できるよう協力していくとのことです。

PCHA

PCHAは、コンティニュア・ヘルス・アライアンス(Continua Health Alliance)(※1)、モバイルヘルス・サミット(mHealth Summit)(※2)、医療情報管理システム学会(HIMMS)(※3)のメンバーが中心となって、相互接続性と互換性のある健康管理ソリューションの利用を促進し、個人の健康データに、本人が簡単にアクセスできる環境の構築を目指して創設された標準化団体で、団体では、より使いやすいスマートフォンやモバイルアプリ、センサー製品やヘルスケア機器やそれらをつなぐネットワーク技術の開発に関する活動を行っています。また、相互接続性を実現する為の国際標準に基づくオープンな実装フレームワーク「Continua設計ガイドライン」を公開し、その認証(コンティニニュア認証)を行っています。

(※1)2006年6月にアメリカで設立された非営利団体で、各企業が相互運用可能なセンサー、ホームネットワーク、遠隔健康管理プラットホーム、健康管理・生活改善サービスを開発・提供するために必要なガイドラインの策定、提言、標準化活動、推進などを行っていましたが、2014年にPCHAが設立されたため、現在はPCHAのメンバー組織という位置づけです。
(※2)mHealth Summitはモバイルヘルスケアに焦点を当てたイベントです。モバイルヘルスケアとは、スマートフォンやタブレット端末を使った医療や健康サポート、高齢者見守りなどのサービスうぃさします。
(※3)HIMSSはThe Healthcare Information and Management System Societyの略で、1961年に設立された発足した非営利団体です。ベンダー、商社、専門家など6万人以上の会員を有しています。毎年展示会も行っています。

Continua設計ガイドライン

「Continua設計ガイドライン」はContinua Health Allianceによって策定されました。コンティニュアでは、独自の規格を策定せず、データの内容や通信方法の規格自体は IEEE 11073 によって決められた既存の標準規格を組み合わせています。それをより確実に接続するためのガイドラインが 「Continua設計ガイドライン」です。ガイドラインに従うことで、物理インターフェースや通信手段、計測機器に関わらず、データの転送が容易になります。Continu認証は「Continua設計ガイドラインに準拠している」ことを認証するものです。なお、現在ガイドラインを管理・認証を行っているのはPCHAです。
Continua設計ガイドラインのアーキテクチャ

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(ITU-T Technical PaperHSTP-H810 Introduction to the ITU-T H.810 Continua Design Guidelines https://www.itu.int/dms_pub/itu-t/opb/tut/T-TUT-EHT-2014-H810-PDF-E.pdf より)

大きく、センサデバイス、携帯、PCなどのデータ管理機器、サーバの3つに区分されます。センサデバイスと管理機器とはBluetoothやUSB、ZigBeeなどでデータの送受信を行い、データはIEEE11073の仕様に準拠しています。サーバ間はHL7(Health Level Seven)(※4)などの仕様でやりとりが行われています。
(※4)HL7(Health Level Seven)は医療情報交換に関するOSI参照モデルのレイヤ7のプロトコルを指します。アプリケーションレベルで、病院内の患者の情報、検査オーダー、検査報告などを交換するための規約です。

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