CESでのVR/AR

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CESでのVR/AR

毎年1月にネバダ州ラスベガスで開催される全米家電協会 (CEA) が主催する家電見本市の通称「CES」(セス)では、多くの新製品が発表されます。今年のCESは見どころに欠けると言われる中で、自動運転やドローン、バーチャルリアリティーが注目されていたようです。バーチャルリアリティーに関してはゲームとバーチャルリアリティーで展示スペースが2015年に比べて77パーセント拡大され、40社以上の出展企業があったようです。

全米家電協会 (CEA)によれば、2016年のバーチャルリアリティー用のヘッドセットの販売台数が2015年比500パーセント増の120万台に達すると予想しています。

Daqri Smart Helmet

Daqri Smart HelmetはDaqriが開発したこのヘルメットで、Intelの「RealSense」3Dカメラを用いて拡張現実(AR)を提供するものです。Intelによるデモによれば、RealSenseカメラが異常のありそうな配管を発見し、作業員にその配管内部の様子(投資画像)を見せるというものです。また、作業員が見ているものに重ねてデジタル方式で手順を表示するということもできます。

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(http://hardware.daqri.com/smarthelmet/ より)

Tilt Brush(360度お絵かき)

Tilt Brush は、VRヘッドマウントディスプレイを使って3D空間に絵を描くVR用ツールです。VRヘッドマウントディスプレイの左のコントローラーがペイントツールボックス、右のコントローラーがペイントブラシになります。ブラシの種類もドライインク、ウェットインクから各種のパターン、描いた線が動くブラシや音楽が鳴る線を描くブラシなど豊富になっているそうです。

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(http://www.tiltbrush.com/ より)

HTC Vive Pre

HTCが発表したSteamVR向けのVR対応ヘッドマウントディスプレイ「Vive」の新しい開発キットです。SteamVRとは、Valve社が台湾のHTCと提携して開発を進めているPCゲーム用VRシステムです。

Vive Preには、ハードウェアの正面にカメラが付いており、現実世界を見ることができます(Chaperoneシステム)。しかし、全くの現実ではなく人や物体の輪郭が強調された見え方になります。距離感も正確に反映されます。コントローラーのボタンで、VRと現実を切り替えることができ、ヘッドマウントディスプレイの長時間の使用を想定しているようです。

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(http://www.htcvive.com/us/ より)

Rink

Samsung Electronicsの「Gear VR」などで使えるハンド・コントローラーです。左右の手にはめ、手の動きをVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の仮想世界に表示するものです。

同じようなものとしては、「Leap Motion」や米Oculus VRの「Oculus Touch」があります。

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(http://news.samsung.com/global/samsung-to-showcase-three-creative-lab-projects-for-the-first-time-at-ces-2016 より)

Impression Pi

USensが開発中のVR対応HMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。公開していたのはプロトタイプ機です。もともとはKickstarterを使ったクラウドファンディングで開発が進められてきたものです。Android搭載スマートフォンを挿入するタイプのVR機器で、前部の二つのカメラレンズを使ってAR(拡張現実)ディスプレイとしても使用できるというものです。目の前に3Dオブジェクトを置いて色を塗る、空間に文字を書き込む、CGグラフィックスの月面を探訪するといった使い方のデモが公開されています。

よく似たものにはキャノンが開発している目の前の現実とCGを、リアルタイムに合成するMixed Reality技術を活用した「MREAL」がありますが、Impression Piは2016年夏の発売を予定とのことですので、こちらの方が早く世に出ることになりそうです。

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(http://www.impressionpi.com/ より)

iWearワイヤレスビデオヘッドホン

CES 2016で、イノベーションアワードを受賞したVuzix Corporation社のゲームをプレイするためのデュアルHDディスプレイですが、一般的に多く利用されているコンテンツにも互換性をもつホームエンターテイメントデバイスです。単体でアプリケーションを動作させたり、インターネットから直接ストリーミング鑑賞することも可能です。

Vuzix Corporationは、その他に「VidWearB3000 ウェーブガイドサングラス」「M3000 単眼ウェーブガイドスマートグラス」なども展示しています。

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(http://www.vuzix.jp/tgs2015.html より)

Varia Vision

Garminがサイクリスト向けのARウェアラブルデバイスとして開発したものです。

Varia Visionは、サングラスの上に取り付け、ユーザーの視界に速度、走行距離、交通情報、ナビ、スマートフォンの通知を表示するというものです。レーダーシステムとの併用で後方の車や人もかくにんできます。バッテリーの保ち時間は約8時間で価格はおよそ400ドルで2016年中に発売予定となっています。

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(https://buy.garmin.com/en-US/US/into-sports/cycling/varia-vision-in-sight-display/prod530536.html より)

Pocket VR

スマホケースメーカーのSpeckが開発した折りたたみ式の簡易VRゴーグルです。スマートフォンをセットして使用しますが、Speckのスマホケースを装着したままでもセットすることができます。Googleの「Google Cardboard(※1)」の規格に準拠し、価格は70ドルで2016年春の発売が予定されています。

(※1)折りたたみボール紙製の本体に手持ちのスマートフォンと組み合わせて使用するもので、AndroidフォンにCardboardアプリを入れて使用します。

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(http://www.speckproducts.com/pocketvr.html より)

ALLie Go portable 360×360 action video camera とThe ALLie VR Headset

ホームセキュリティーカメラのIC Real Techが開発した360度パノラマカメラと専用のVRゴーグルです。ALLie Cardboard VR Headsetの方は厚紙を使った簡易ビューワーですが、本格的なビューワー(The ALLie VR Headset)の発売も予定されています。

実際の使い方としては撮影したパノラマ映像を簡易ビューアーにセットされたスマートフォンを利用して360度のVR映像として見ることになります。なお、付属のVRゴーグルは、GoogleのGoogle Cardboardに準拠しているとのことです。

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(http://www.businesswire.com/news/home/20151222006050/en/ALLie-Cam-IC-Real-Tech-Introduce-Portable より)

 

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