Brilliant Hospital

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Brilliant Hospital

Brilliant Hospitalは、GEヘルスケア・ジャパンが2016年4月に発表したもので、人とモノをつないで病院内の課題を解決するインダストリアルインターネットを活用したサービス体系です。病院内のモバイル端末や電子カルテでデジタル化された院内業務、ネットワークにつながる医療機器、従業員のオペレーションデータなどをネットワークで接続し、収集したビッグデータを一元的に解析することで、医療機器の稼働率向上などの経営改善につなげるというものです。

これまでの病院では、問題が起きてからその原因などを分析し、対策をとるということはできても、「今起きていること」「これから何が起きるのか」までを分析し、その対応を施すというところまではできていませんでした。Brilliant Hospitalでは、院内の様々な課題が生じる前に「これから何が起こるのか?」をビッグデータ分析で予測し、「それに対して何をすべきなのか」まで明らかにしようというものです。
また、従来の企業と病院の関係においては、企業はあくまで機器の販売と「壊れたら直す」という保守を行うメーカーでしかありませんでした。Brilliant Hospitalでは企業は病院の様々な課題をサポートするビジネスパートナーという意味合いが強くなといいます。壊れてから機器を修理するのではなく、院内の医療機器の稼働状態をモニタリングし、医療機器の稼働率の向上を図るわけですから、検査等の受け入れの増加、病院への信頼性向上等につながり、結果として病院の経営改善にも結びついていくというわけです。
Brilliant Hospitalの第1弾となるBrilliant Radiの先行評価を行った三重県の伊勢赤十字病院では、外科手術時などの血管撮影に用いるアンギオシステム(放射線科の血管X線撮影装置)3台でのパイロットテストで、緊急修理時間ゼロ、装置の修理時間(予定修理)約40%減少という成果が得られたとのことです。

(GEヘルスケア・ジャパン IoT時代の病院像とは? GEヘルスケアが提案する「Brilliant Hospital」http://gereports.jp/post/144884875919/brilliant-hospital 参照)

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(http://gereports.jp/post/144884875919/brilliant-hospital より)

ところで、GEは、Brilliant FactoryというIoTを活用して製品の生産性や品質を高め、製造コストを削減する最先端のスマート工場の取り組みがあります。Brilliant Factoryでは、「インダストリアル・インターネット」による機器レベルでの遠隔監視や制御、予防保全などの仕組みを工場レベルで実現させ、リアルタイムに大量のデータを収集・分析し、工場内でのプロセスがどれだけ有効に機能しているか把握、対処、そして何かあっても、最高品質を維持しつつ期限どおりの納品を実現する工場を実現しようというものです。GEヘルスケア・ジャパン 日野工場は、そうしたBrilliant Factoryのモデルに選ばれているそうです。このBrilliant Factoryの病院版がBrilliant Hospitalと言えます。
すでにBrilliant Hospitalのサービスの前述のようにBrilliant RaDiというGEが提供するプラットフォームPredixを活用したサービスが提供されています。医療機器から送られてくるデータを蓄積、集中監視、分析し、故障などのトラブルの予兆を検知し、部品交換などの予防措置・対策を提供し、ダウンタイムが発生しないようにするというものです。

 

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