戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10(Top 10 Strategic Technology Trends for 2016)

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戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10(Top 10 Strategic Technology Trends for 2016)

ガートナー社が、2016年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10を2015年10月に発表しました。

ガートナー社のプレスリリースによれば、「戦略的テクノロジ・トレンド」とは、企業に大きな影響、つまり、ビジネスやエンドユーザー、ITに革新を起こすもの、多大な投資の必要が生じるもの、導入が遅れた場合に機会損失などのリスクにつながる可能性を持ったテクノロジ・トレンドを指します。

2016年に注目すべき戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10は次のとおりです。

1 デバイス・メッシュ

2 アンビエントなユーザー・エクスペリエンス

3 3Dプリンティングの材料

4 「すべて」のインフォメーション

5 高度な機械学習

6 自律型のエージェントおよびモノ

7 アダプティブ・セキュリティ・アーキテクチャ

8 高度なシステム・アーキテクチャ

9 メッシュのアプリ&サービス・アーキテクチャ

10 IoTアーキテクチャ&プラットフォーム

これらは2020年までのデジタルビジネスの機会を形作るものであり、順位付けしたものではないとのことです。

ちなみに、2013年からのトップ10を下図のように一覧にしてみました。

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(ガートナー ジャパン株式会社http://www.gartner.co.jp/index.html より作製)

3つのカテゴリー

先述したトップ10は下図のように「デジタルメッシュ」「スマートマシーン」「ITの新たな現実」の3つのカテゴリーにわけられるようです。最初の3つが「デジタルメッシュ」に、次の3つが「スマートマシーン」に、最後の4つが「ITの新たな現実」に対応します。

ガートナー社によれば、今、アルゴリズム・ビジネスが出現しつつあり、ビジネスの未来は、アルゴリズムによって決まるとしています。東京・台場で開催された『Gartner Symposium/ITxpo 2015』において講演したガートナーのアンソニー・ブラッドリー (Anthony Bradley) 氏も、ビジネスの未来は相互接続性、関係性、アルゴリズムによって決まると話し、デジタルビジネスの未来におけるアルゴリズムの重要性を強調しています。そして、アルゴリズムの例として、Amazonの推薦アルゴリズム、Netflixのダイナミック・アルゴリズム、数千台の自動車のナビゲーションを行うWazeのアルゴリズムを挙げています。

(ガートナー ジャパン株式会社https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20151028-02.html より)

2015年10月5日米オーランドで開催された「SYMPOSIUM ITxpo 2015」での米ガートナー社ピーター・ソンダーガード氏の講演の中でも、「アルゴリズムが、競争優位の鍵を握る」と述べています。「デジタルビジネスの未来はアルゴリズムによって決まる」そして、企業や組織の価値は、顧客に価値を提供するアルゴリズムによって決まると考えるガートナー社の考えは興味のあるところです。

そうしたアルゴリズム・ビジネスの世界では、人間が直接関与しないバックグラウンドで多くのことが行われ、アルゴリズムを駆使したビジネスの世界(「アルゴリズム的ビジネス」)を後押しするのが「スマートマシーン」であり、アルゴリズムによるビジネスのサポートに欠かせないのが新しいアーキテクチャとプラットフォームであるとこの図を捉えればよいのかもしれません。

 

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(homeAI.info  http://www.homeai.info/blog/2015/10/06/ より一部日本語訳追加)

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(http://www.kurzweilai.net/gartner-identifies-the-top-10-strategic-it-technology-trends-for-2016 より)

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