スマートアンブレラ

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スマートアンブレラ

梅雨の季節になり、外へ出るときは晴れていてもとりあえず傘を持って出かけるという人も多いのではないでしょうか。
ところで傘は、技術の進歩が著しい昨今にあって、素材やデザインはその時々の流行などもあったでしょうが、基本的な仕様は昔から大きな変化がないのだそうです。しかし、昨年あたりから、最新のテクノロジーを活用した「スマートアンブレラ」ともいうべき便利な傘が出てきているようです。いくつか紹介します。

〇 Kisha

Kishaの開発はクロアチアのスタートアップが手掛け、クロアチアで最大手の傘メーカー「Hrvatski Kišobran」がプロデュースしました。
KishaにはBluetoothワイヤレス通信機能が搭載されていて、ユーザーのスマートフォンと接続します。傘を置き忘れたままユーザーが一定距離を離れた場合、スマートフォンにアラートが送られ、置き忘れを知らせてくれます。ユーザーが通知を見逃しても、最後に傘を置いた場所を地図に記録されるので、あとから傘をどこに置いたかを確認することができます。また、朝の天気予報で雨になる予想の場合には、「Kisha」のアプリがユーザーのスマートフォンに傘を忘れないようアラートを発信し、傘を持参するよう促してくれます。通知時間は好みの時間に設定できます。
価格は$79.95~で、3年間の保証が付いており、専用アプリはAndroid、iOSの両方に対応しています。傘としても、耐風・腐食耐性の仕様で、しっかりと縫製されたステッチ、16本のポリウレタン製の傘骨などとても丁寧な仕上がりになっています。

kisha_001_R(https://laughingsquid.com/kisha-a-location-aware-smart-umbrella-that-ensures-its-never-left-behind/ より)

〇 HAZ

HAZは、台湾のスタートアップ「HAZ Digital, Inc.」が開発したスマートアンブレラです。HAZにはモーターとリチウム電池が内蔵されており、ボタンひとつで開いたり、閉じたりできます。しかも、ジャンプ傘のように急に開くのではなく、スムーズに開閉してくれます。
HAZはBluetooth搭載で、スマートフォンとつなげることができます。傘がBluetooth接続範囲外の距離になった場合にアプリが傘から離れたことを感知してユーザーに知らせてくれますので、置き忘れ防止になります。また、アプリが最後に傘と接続した場所を記憶しており、ユーザーに傘の場所を教えてくれます。さらに、アプリがその日の天気も教えてくれます。
HAZに使用している布はテフロン加工で、長時間の撥水性と汚れなどへの耐久性もあります。また、紫外線カットの機能もあるため日傘としても使用できます。全機能付きの場合1,200円(税・送料込)となっています。

haz_001_R(https://www.indiegogo.com/projects/haz-the-world-s-1st-motorized-smart-umbrella#/ より)

〇 Davek Alert

Davek Alertは、スマートフォンと連携して置き忘れを防いでくれる折りたたみ傘です。握りの部分に通信モジュールが組み込まれており、およそ9m離れるとスマートフォンのアプリが警告してくれます。つくりもしっかりしているようです。大きさは広げたサイズが43インチ(約109cm)の「Original」モデル、やや大きな55インチ(約140cm)の「Grande」、コンパクトな38インチ(約97cm)の「Mini」の3種類あります。なお、「Original」は2015年、「Grande」と「Mini」は2016年5月にKickstarterでの支援受付が終わっています。

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(http://davekny.com/products/the-davek-alert-connects-to-your-phone より)

〇 oombrella

Oombrellaは、天気共有アプリ(wezzoo)を提供しているWezzooが開発しているスマートアンブレラです。柄の部分に温度、気圧、湿度、照度を計測するセンサを搭載しており、そのデータはWezzoo上で共有され、より正確な天候予報に利用されます。Oombrellaとwezzooによって、雨が降り出す15分前に警告メッセージをスマートフォンで受け取ることができます。
また、置き忘れそうになったときに警告する機能やbluetooth接続が切れた場所を記録しておく機能もあります。なお、気象センサ部分だけを「capsule」という製品名で提供する予定もあるとのことです。販売価格は79ユーロ(約9900円)で、出荷は2016年10月の予定となっています。

oombrella_001_R(https://www.wezzoo.com/oombrella?lang=jp より)

〇 TARAbrella

TARAbrellaは、カナダのTARAチームが開発したスマートフィンのいらないスマートアンブレラです。スマートフォンがなくても「天気予報」「置き忘れ防止」機能を提供してくれます。傘にはデジタル気圧計及び湿度計が内蔵されており、これらのデータから今後6時間の天気を予測し、LEDによって表示します。ハンドルバーのLEDが光っていなければ晴れ、青く点滅していれば曇り又は小雨、青く点灯していれば雨を表します。
また、取り外し可能な無線タグがあり、そのタグをポケットなどに入れておくと、傘が9メートル以上離れたとき、警告音を鳴らして利用者に注意を促してくれます。
利用者の夜間の安全な歩行を手助けするために、傘の先端部分に組み込まれたLEDが光るようになっています。
充電は、ウォールマウントタイプのクレードルにひっかけておくだけでできます。部屋の中に濡れた傘を持ちこむ必要がありません。
市販価格は89米ドルになる予定で、出荷は、2016年10月に予定されています。

tarabrella_001_R(https://www.indiegogo.com/projects/tarabrella-the-world-s-first-super-umbrella#/ より)

〇 Umbrella stand

傘ではないのですが、KDDIが発売した傘立てです。傘立ての底にLEDが内蔵されていてリング状に光るようになっています。
Umbrella standは、スマホ専用アプリ「Mono Manager」と連携することで天気予報(降水確率)をLEDの色で5段階に分けて教えてくれます。傘が必要ない場合はオレンジ、折り畳み傘持参はホワイト、傘を持っていると安心、傘が必要、傘が特に必要とだんだんブルーの色が濃くなっていきます。
機能はいたってシンプルで、設定した場所の天気を知らせてくれるだけですが、出かける直前に傘立ての色を見て、即座に傘が必要かどうか即座に判断できる点が便利かもしれません。
バッテリーは単3形乾電池4本を使用します。価格は8,070円で、auショップとオンラインサイト「au WALLET Market」で購入できます。

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(http://www.au.kddi.com/information/topic/auwallet/20150825-01.html より)

○ 朝顔アンブレラ

特別なテクノロジーを備えてたスマートアンブレラではありませんが、梅雨時の人の気持ちを憂鬱にさせる長雨をちょっとでも明るくさせてくれる傘が「朝顔アンブレラ」です。開発しているのは一般の人たちの「あったらいいな」というアイデアを商品化する活動をおこなっている「わくわく作るよ」です。
この傘は、イラストレーター「maruco」さんの描いた「朝顔アンブレラ」を、実際に実現させ、全国に花を咲かせ、日本をより明るくしようという思いから始まったプロジェクトです。
雨の中に咲く朝顔は、ふと幼いころの楽しかった夏休みを思い起こさせ、心を和ませてくれるかもしれません。

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(http://wakutuku.com/ より)

 

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