インプレッション効果

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インプレッション効果

インプレッション効果とは、ネット広告で得られる効果の一つです。インプレッション(impression)とは印象という意味がありますが、ここでは、インターネット広告において、バナー広告などによって得られる効果やバナー広告が何度露出したかを表す単位を表すときに使います。

ページビュー(PV)はウェブサイトが表示された回数を表すのに対して、インプレッションは広告そのものが表示された回数を表します。もう少し分かりやすく言うと、ランダムに広告が表示されるページがありますが、そうした場合、ページビューだけでは広告そのものの正確な表示回数は分かりません。インプレッションはページの表示ではなく、実際の広告の表示回数を示しています。

ネット広告で得られる効果

広告の効果はインプレッション効果だけではありません。広告の効果は、その目的によって、ユーザーがバナー広告を見る「認知」、広告主のサイトへ導く「誘導」、そして、実際に商品を購入したり資料を請求したりすることで顧客を「獲得」する場合に分けられ、前述のインプレッション効果は「認知」にあたります。あとの2つ(誘導と獲得)の効果については、人によって「トラフィック効果」と「レスポンス効果」としている場合と、「レスポンス効果」「アクション効果」としている場合があるようです。

〇 トラフィック効果・レスポンス効果

広告を見た消費者などに広告をクリックさせることで、自社サイトへ誘導する効果を「トラフィック効果」という場合と「レスポンス効果」という場合があるようです。ユーザーがバナー広告をクリックするわけですから、インプレッションよりも確実に効果が確認できます。指標は、クリック数やクリック率になります。

〇 レスポンス効果・アクション効果

広告を見てサイトへ訪問したユーザーが、商品の購入や資料の申し込みなど、実際にアクションを起こす効果を「レスポンス効果」とする場合と「アクション効果」と表現する場合があるようです。指標としては、コンバージョン数(※1)、コンバージョン率、顧客獲得単価(※2)などがあります。

(※1)コンバージョン数とは、広告をクリックしてサイトに訪れたユーザーが、そのサイト上で商品の購入や資料請求など成果とみなされる行動をとった数を表します。

(※2)顧客獲得単価は、コンバージョンを1件獲得するのにかかった広告費を表します。顧客獲得単価によく似た言葉に、「広告費用対効果」があります。これは、投資した広告費用に対する回収率を表します。数値が高いほど費用対効果が高いと言えます。

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(http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/03/20/19440 より)

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( 富士通総研 http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/cyber/column/net-marketing/nmark03.html より)

インプレッション効果の分類

インターネット広告推進協議会は、インプレッション効果を「広告インパクト効果」「ブランディング効果」「態度変容効果」の3つに分けています。

〇 広告インパクト効果

ウェブ広告が与える「広告そのもの」の認知やイメージの変化を期待する効果です。広告認知率、広告好意度、広告理解度、広告印象度、広告興味度などが具体的な評価指標です。

〇 ブランディング効果

ウェブ広告が与える「ブランド」の認知やイメージの変化を期待する効果です。

ブランド純粋想起率、ブランド認知率、ブランド好意度、ブランド興味度などが具体的な評価指標です。

〇 態度変容効果

ウェブ広告が、ブランドに関する情報を得たいと思わせたり、購入へと向かわせたりする効果です。

広告クリック意向率、ウェブサイト訪問意向率、ブランド情報接触意向率、ブランド購入意向率などが具体的な評価指標です。

インターネット広告の成長

経済産業省では、特定のサービス産業の売上高や契約高等の動向を把握し、短期的な景気動向、雇用動向等の把握などを把握することを目的に、毎月「特定サービス産業動態統計調査」を行っています。先日発表された2015年10月分の報告では、広告業全体における売上高は前年同月比でプラス3.2%となっています。しかし、新聞、雑誌、テレビ、ラジオの4媒体すべてがマイナスなのに対して、インターネット広告は高い伸びを示しています。下図は、2015年の各媒体の伸び率を示したものです。インターネット広告の伸びが常に10%以上をキープしており、9月には20%を超える伸びとなっていることが分かります。

impression_004_R (経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」より作成)

毎年2月に電通から「日本の広告費」が発表されます。2014年の発表ではインターネット広告費(媒体費+広告制作費)が一兆円を超えて1兆519億円(前年比112.1%)になりました。この様子で行けば、さらに大きな市場となると予想されます。ちなみに、地上波テレビの場合は1兆8,347億円(2014年)で、インターネット広告がこのままの成長を続けると10年で同じ規模の市場になるそうです。

 

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